就活前の必読書「20歳の自分に受けさせたい文章講義」徹底レビュー

書評
就活では自分の考えをしっかり伝えなければいけない

就活ではエントリーシートを書かされます。
ここには何を書かなくてはいけないのか。
自分という商品の魅力を伝えることや
自分をセールス(売り込み)しなくてならないのですが、
そのために、何を書いていいかわからない
という方は本当に多い。
僭越ながら私も学生時代にそのことで戸惑った一人です。

自分をアピールするのとかって苦手

その気持ちはよくわかります。
アピールというと自慢のように聞こえて、
カッコ悪いようにも感じます。

しかし、次の事実を知る必要があります。

誰もあなたのことを知らない

当たり前のようですが、
このことを前提として自分の魅力などを
文章にしなくてはなりません。

あなたの魅力はあなたが語らなければ
誰にも認知されない。

これが現実です。

もし、うまくアピールできなければ、
書類選考で落とされるだけです。
仮に面接に進んだとしても、
一次面接、二次面接で、
しどろもどろになり、冷めた対応をされて
落とされてしまいます。

脅しているわけではないのですが、
思っているほど社会はあなたを相手にしてくれないのです。

文章の書き方は生きていくうえで重要で、
これを知らなければならないのが現状です。
しかし、学校では文章の書き方を教えてもらえなかったと思います。
だから、急に自己PRとか言われても
何を書けばいいのかわからないと思います。

これからは自分の価値を
自分でアピールしなくてはならない厳しい時代です。

文章を書く能力はイヤでも必要だと思い知らされます。
就職活動のエントリーシートはほんの一例で
これから上司、社長、顧客、同僚などに
文章で伝える機会が山ほど出てきます。

昔の自分にはこう言ってやりたい。
「あなたの話を親身に来てくれるのは親だけです。
他人に対して分かるように伝えるのはとても重要なの事なのです。」と。

一癖も二癖もある人たちに
伝えたいことを「伝わる」ように
文章を書かなくてなならないのが今の社会といっても過言ではありません。

もし、これから社会に出ることに不安を感じているならば
その前にぜひ読んでもらいたい一冊です。

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「コミュニケーションとしての文章術」のリテラシーが書かれている

古賀史健氏とは

「嫌われる勇気」の著者として知られています。

映画監督を目指していましたが、その夢をあきらめ、
出版社に就職し、翌年にフリーライターとなります。
その後、15年以上、ライターとして渡り歩いていきます。
それまでの間に文章の書き方を教わった経験はないです。

フリーライターとして
10年以上の現場の経験から培った文章の書き方を、
この本でまとめあげています。

Twitterのアカウントはこちら

4つのポイントで文章の書き方を

わかりやすく体系的にまとまっています。
学校では教わることができない内容です。
なにが原因で伝わらない文章になっているのか、
なぜ伝わらない文章になっているのか、
こういうことがよくわかります。

文章の書き方としては、
特に論理展開のところがとても分かりやすい。
他にも映画の編集や予告編にたとえた説明が
かなりしっくりきました。

それ以上に本当に重要なのが「読者」です。

当たり前のことかもしれませんが、
読者のことを考えて書かれている文章か?
これをとても重要に説いています。

私も文章を書いていて、
「分かってもらえるだろう」という気持ちで書いてしまったら、
上司から「これはどういうことだ!」と誤解され
怒られた経験もあります。
逆にいろんなことを詰め込みすぎて、
上司から「いろんなことを書きすぎでわかりにくい!」と
怒鳴られることもありました。
読書(この場合は上司)に分かるように書くことは本当に難しいです。
何度も訓練をしないと、いつまでたってもダメな部下のレッテルを貼られます。

本書では読者として想定できるのは二人だけと述べています。
その二人のうちの一人を選んで文章を書くことで、
より伝わる文章を書くことができます。

書きたいことがあるんだけど、うまくかけない。
心のモヤモヤがうまく表現できない。
そんな方にはぜひ読んで欲しいと思っています。

この本を読み終えたら、とてもスッキリしました。
文章の書く上で重要なことがわかり、
心のモヤモヤがなくなったからです。

この本を読むメリットとデメリット

メリット

文章の型が学べます。

起承転結や序論・本論・結論という、
よく聞くテンプレートがありますが、
これをもう少し掘り下げています。
学校の授業では理解しにくかったことが
事細かに書かれています。

「本当の読者」に向かって心に響く文章を書けます。

たった二人しかいない本当の読者のうちの
さらに一人に向かって書きます。
それでも、結果的に、その読者に似た人たちの
心に刺さっていく文章になっていきます。
自分の言いたいことをうまくまとめられるようになります。
実際に私もブログを書き続けていて実感しています。

デメリット

後述する評価コメントにもかかれていましたが、
卒業論文や学術論文を書くことには役に立ちにくい、
ということです。
文章を書く上で、原則論は同じです。
しかし論文の場合、読者と目的が異なってきます。
ですので、原則を理解した上で、別の型(スタイル)で書く必要があります。
その型を知るには、モデルとなる論文から学んでいただくのが一番いいです。
もしも卒量論文を書くための具体的なテクニックなどを必要としている方は、
別の本を読むことをおすすめいたします。
この本はあくまで「コミュニケーションとしての文章術」が書かれていることを
念頭においていただくのがいいでしょう。

他の文章術指南の本

高橋フミアキ「超入門 名作書き写し文章術 1日10分続けるだけ」

作家であり、文章スクールの主催を務めています。
この本は書き写すことで文章の上達を指南しています。
ほかにも著書はたくさん出ていますので、そちらもおすすめです。
個人的には小説家になりたい方によりあっているのかなと思っています。

野村進「調べる技術・書く技術」

ノンフィクション作家として文章の書き方がかかれています。
文章の書き方も含め、情報収集や取材のことについても書かれています。
取材やインタビューをして記事を書くなら、
こちらは特におすすめしたいです。

山田ズーニー「伝わる・揺さぶる! 文章を書く」

教育誌の編集者しています。
「小説のような芸術」と「報告書のような実用文」の間についての
文章を書くときの指南本がなく、
著者はその分野の文章の書き方をまとめています。
この本では、コミュニケーション文、実用的な文章のやり取りと称して、
メモ、張り紙、メール、議事録、
企画、報告、相談、お願い、ラブレター、
お詫び、宣伝、クレーム、注意などなど、あらゆる日常的なやり取りで
しっかりと伝わる文章を書くために必要なことが書かれています。
就活ならば自己PR文や志望動機で必要になってきます。

今回紹介した本も本当におすすめの良書なので、
あらためて別の記事で紹介するつもりです。

詳細のページのリンクを貼っておきます。

実際に読んだ人のコメント

この本を知ったきっかけ

マナブさんの動画で紹介されていたのがきっかけです。

【結論】文章力を高める方法【ポイントは2つ/向き不向きはない】

有料級の情報が詰まっているのですが、
これを無料で見ることができます。
この動画のなかでおすすめしていた一冊です。
ブログを書くために読み始めたのですが、
もし社会に出る前に、学生時代に、この本に出合っていれば…
と思わずにいられなかったのを覚えています。

読んだ人の反応

レビューサイトも多数、書き込みがあります。
ほとんどが評価が高いコメントばかりです。

Amazonでは一部、評価が低いコメントも見受けられました。
まとめると、期待していた内容ではなかった
というコメントが大半でした。

内容がどうのこうのというよりは、
読んだ人のニーズと本の内容がミスマッチであり
ミスチョイスであったことが原因だといえます。
卒業論文とか学術論文系の文書を書くためとしてではなく、
社会人になったとき、あるいは、社会人になるときの

「コミュニケーション術としてのリテラシーが書かれている」

と思っていただいた方がミスチョイスならないでしょう。

まとめ

実は書くことについてテーマにしていますが、
この記事の内容は「話す」ことにも通じている
就活では面接で、限られた時間と質問で答えていき
上司に報告をしたり
顧客に説明をしたりしなくてはならないです。
原則論は全く同じです。
だから身につけないと社会人生活はめっちゃ苦しい状況に陥ります。
今これを読んだ方はとても幸運です。
もし文章力に不安や重要性を感じたのなら
サンプル版でもいいので目を通してみることをおすすめいたします。

総ページ数275ページで文庫本サイズで持ち運びやすいです。
Kindle版も売っています。

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