個人的な見解ですが
激動の時代を乗り越え続けた国家として
思い浮かぶのはロシアと中国。
特にロシアは
ただでさえ寒さで住むのが厳しい土地で
革命を起こすほどの憤慨を経験した
日本人には想像できない過酷な歴史です。
大陸で生きていく上で
厳しい現実を生き抜いてきた彼らから
学ぶ部分も多い。
この記事では
ロシアの近現代史を解説している
大人の世界史チャンネルの動画を紹介します。
大人の世界史chがどんなチャンネルか知りたい方はこちらへ
- 青木裕司さんの歴史講義を聞きたい
- 中島浩二さんとの掛け合いを見たい
- お二人の知識・知性から歴史を学びたい
という方におすすめの動画を数多く投稿されています。
大人の世界史chから学ぶロシアの歴史
【ロシア近現代史①】戦争と革命とレーニン
第二次世界大戦後は
アメリカとソビエト連邦の
2カ国を中心に回っていた。
日露戦争、ロシア革命に影響を与えた明石元治郎
ロシアに革命を起こさせるために
明石元治郎は革命派を援助する。
ロシア政府は日露戦争と革命と
どっちを優先するかと言えば
革命の鎮圧を優先すると踏んで
戦争終結させるように動いた。
日露戦争後に日米が対立。太平洋戦争へ
アメリカ側も満州の利権を求めていたが
日本側が拒否したことで関係が悪化。
日米対立という流れになり、
太平洋戦争の開戦に陥ってしまう。
第一次世界大戦に「よせばいいのに」参戦へ
甚大な被害。多くの戦死者、犠牲が払われる。
そんな中、自国で革命(二月革命)が起こる。
皇帝ニコライ2世は退位する。
その後できた臨時政府は国民の期待に反して
戦争を続けてしまう。
「戦争は工業生産を刺激する」
という一面もあり、
戦争を続ける理由となった。
レーニンがボリシェヴィキを率いて革命を起こす
十月革命を起こして、
レーニン率いるボリシェヴィキが権力を握る。
社会主義国家を作っていく。
【ロシア近現代史②】世界初!社会主義国家誕生
ソヴィエトとは
団結して会議する協議会を
ソヴィエトと呼ぶ。
同じような考え方の国が集まったのを
ソヴィエト連邦と呼んだ。
新しく国を作るにはインテリゲンチャが必要
国づくりができる人がいないと
国家運営はままならない。
そこでインテリゲンチャ(知識人)が多く
ボリシェヴィキに加わっていった。
第一次世界大戦から抜けたのに内戦が始まってしまう
第一次世界大戦からは抜けることになったが、
国内がまとまらず内戦が起こってしまう。
そしてロシアに対する恐怖感が
対ソ干渉戦争も始まり、
ロシア一体は諸外国に攻め込まれてしまう。
これを「ケンカが強そうな転校生」と例えている。
異質なもの(社会主義国)に対する
資本主義国の恐怖感が大きかった。
ロシアは壊滅寸前になった。
欲望をコントロールする経済システム
壊滅寸前にまでなったロシアは
「お前ら欲しがるな」
と言わんばかりの
厳しい国家運営を余儀なくされる。
【ロシア近現代史③】20世紀最大の悪人!スターリン
レーニンの最後
レーニンは裕福な家の生まれだけれども
貧富の差が許せなかった。
人の傷みがわかる人だった、とも言える。
内戦後は一部で資本主義を復活させるなどした。
心労が祟ったのかレーニンがなくなってしまう
スターリン
レーニンはトロツキーを後継にしたかったが、
スターリンがうまく立ち回ることで
共産党書記長となり、ソ連のトップとなる。
スターリンは他人を信じることができず
そのまま、大人になり権力を握ってしまう。
スターリンの政敵が次々と粛清されていく。
スターリンは赤軍(ソ連の軍隊)を非常に恐れた。
次々と処刑されていったので
赤軍の質が大きく下がってしまった。
ザカフカースの分断するときは
わざと国境線を複雑に入り組んで分けて
対立が起こるように仕向けた。
ソ連は侵略を恐れるため
国防費に大きなウェイトを占めてしまう。
国民の生活は豊かになっていかない。
【ロシア近現代史④】第二次世界大戦とソ連
第二次世界大戦
スターリンとしては
財政が厳しいので戦争はしたくなかった。
しかし、ドイツから攻め込まれ
戦争が始まってしまう。
ソ連軍はめためたにやられてしまう。
原因はスターリンの油断と赤軍の弱体化だった。
ポーランド
ポーランド人はロシアのことが嫌い。
ポーランドはドイツ、ロシアに攻め込まれてきた
歴史がある。
スターリン引きこもる
ドイツ軍にめためたにやられたスターリンは錯乱してしまい
姿を眩ましてしまう。
隠れているところを見つかり、
国民に向かって演説をする。
スターリンは本名ではない。
スターリンは英語で言うsteel man(鋼鉄男)という意味。
本名で活動すると弾圧を受けやすかったので
ペンネームで活動しているのが一般的だった。
スターリンの演説を聞いた国民は
安心感を抱く。
冬将軍
ドイツ軍との戦いを
冬まで引き伸ばし、
ドイツ軍を押し返す。
戦争始める時の心理
- 絶対勝つ
- すぐ終わる
ソ連の犠牲者は2000万人にも及んだ。
青木先生曰く
20世紀の歴史の中で一番大変だったのは
ソ連の国民とユダヤ人
とのこと。
外国に侵略され続けたソ連は
過剰に自己防衛的な国になってしまう。
【ロシア近現代史⑤】冷戦・原爆・宇宙
北方領土
ヤルタ秘密協定により
南樺太、千島列島がソ連に。
北方四島は漁場としては天下一品。
第二次世界大戦後、米ソ冷戦へ
原子爆弾の威力を知り、
スターリンはビビる。
ソ連も原爆を保有する。
一党独裁の中央集権体制は
巨大プロジェクトに向いていることもあり
原爆や宇宙開発は進めやすかった。
スターリン死去
大混乱になるが、集団指導制で運営していく。
広大な国土に張り巡らされている
全国組織は3つしかなく、
共産党、関銀、官僚組織である。
この三つが一体となった体制をトロイカ体制という。
【ロシア近現代史⑥】キューバ危機そして崩壊
雪解け
アメリカとソ連の関係改善を始める。
それをきっかけにソ連と中国の関係が悪化する。
フルシチョフが公然とスターリン批判をする。
(個人独裁の批判?と受け取られる)
気分的に良くない
という個人の感情が国を動かすことがある。
キューバ危機
核戦争が起きる寸前まで行ったが
なんとか回避した。
ソ連崩壊
国民生活を犠牲にして
軍需産業を優先させてきたが、
国民の不満が限界に達してしまった。
マルタ会談で冷戦が終結する。
冷戦が終わったなら国民から
国民を豊かにする政策を求められる。
でもそれができないんでしょ。
じゃあ、やめちまえ
という大雑把な流れから
ソ連が崩壊していく流れになる。
住んでいる人が主役。
国民にそっぽ向かれたら終わり。
YouTubeチャンネル「大人の世界史ch」に戻る
これらの動画はYouTubeチャンネル「大人の世界史ch」でご覧いただけます。
大人の世界史ch 関連記事
大人の世界史chから学ぶロシアの歴史
公式ページなど