【書評】こんな僕でも社長になれた【家入一真著】

書評

GMOペパボ、CAMPFIREなどの創業者として
活躍した家入一真さんの自伝

こんな僕でも社長になれた

を紹介します。

これは家入一真さん自身が
生まれたときから
中学で一人ぼっちになり
高校を中退。
その後、受験に失敗し
バイトや勤務先を転々としつつ
起業して
最後は大きな会社にまで
成長させた自伝となっています。

これは引きこもっていた
10代から様々な経験をへて
社長にいたった貴重な経験談が書かれています。

こんな方におすすめ

  • 悩んでいたり、決断ができずにいる10代の方
  • 起業を決意したい方
  • お金の勉強をしたい方
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この本の解説

また、こちらの本は購入もできますが
noteで全文公開されています。
私はそれを知らずに買ってしまいましたが
そちらで読むことも可能です。

noteで読まれる方はこちら↓

この本で得られること

  • 10代のカッコ悪い苦労や挫折はそのあとに必ず生きてくる
  • 経営者の生々しい経営判断や苦労がわかります
  • お金に対するリテラシーの大切さ
  • 逃げることは悪いことではない

この本が出版された背景

2007年に出版。
著者が28歳のときです
生まれたときからこれまでの半生を
事細かに書いています。
13年も前に書かれた本です。

2007年の主な出来事

  • 2007年のときの流行語大賞は「(宮崎を) どげんかせんといかん」(東国原英夫)、「ハニカミ王子」(石川遼)です
  • iPhoneがアメリカで発売されたけど、日本上陸はその一年後です。
  • まだガラケーの時代
  • 地デジとアナログ放送が同時にやっている時代
  • ライブドア事件、東京ミッドタウン開業、第1回東京マラソン、新潟県中越地震
ヒット曲
  • 千の風になって 秋川雅史
  • Flavor Of Life 宇多田ヒカル
  • 蕾 コブクロ
ヒットドラマ
  • 華麗なる一族
  • ガリレオ
  • 花より男子2(リターンズ)
  • ハケンの品格

さすがに一昔前だな~という感じがします。
この本はその後2012年に新版となって出版されます。

10代の苦労や挫折はそのあとに必ず生きてくる

幼少期からひょうきんな性格で友達も多かった家入さんですが
中学生の時に、ちょっとしたことでと友達を失い、一人ぼっちになります。
その後、高校に進学しても友達ができず、退学となってしまいます。
バイト先でも上手くコミュニケーションがとれず、転々としてしまいます。
また藝大受験も、願書の出し忘れと寝坊という
(10代らしい)二度の失敗から進学を断念。

カッコ悪い10代の自分を
とても細かい描写でさらけ出しています。

それほど重要な話なのかな?

という疑問を持ちましたが

私なりに考えると
著者のカッコ悪い自分を詳細に語ることで
こんな時期もあったけど
立派に働いている姿を示してくれているのではないでしょうか。

10代のカッコ悪い自分は黒歴史の筆頭で
普通はさらけ出すのは本当に勇気がいります。
それを家入さんは読者にあけっぴろげに話してくれることで
悩んでいる10代の子達に勇気づけを
与えてくれるのではないでしょうか。

経営者の生々しい経営判断や苦労がわかります

起業というイメージは本当に悪いです。
誰も賛成なんてしてくれません。
なぜなのかなと考えると

自分たちの周りにそういう人がいないか、
もしくは知人が起業に失敗したから

ということではないでしょうか。

起業をする人の絶対数がかなり少ないので
なかなか本当のところが見えないです。
かといって知人に聞くとみんな
思い込みや先入観で話してしまいます。

この本には、
新しく生まれる子供のために、
これからの生活や一緒に過ごす時間を考えて
起業をする決意に始まります。

その後、お客さんのクレーム対応や
2チャンネルでのバッシング
連鎖倒産の危機
買収の打診など
当事者でないとわからない
経営者の心境を知ることができます。

起業を考えている方は
絶対に情報を集めましょう。
体験談、経験談をたくさん知ることです。
そこから、リスクとリターンと時間と労力を踏まえた
詳細な計画の起業を描くことが可能になります。

お金に対するリテラシーの大切さ

実の両親を見て、少しの借金が命取りになりかねない、
そのことをよく知っているからこそ、借り入れだってない。

お金のリテラシーは義務教育で教えられないので
各個人の知識に左右されます。
ということは、
それぞれで個人差がついてしまうことを意味します。

もともと裕福ではないご家庭でしたが
無理して働いたり、借金したりしてしまい
のちにお金に対する苦労を伴ってしまいます。
もちろん何も悪いわけではありません。
存じ上げなかったというだけです。

もしかしたら
このあたりの経験が息子さんである家入さんの

  • 起業をする
  • 無借金経営に専念

という決断に影響を与えられたのかもしれません。

お金に関する勉強は全ての人におすすめしたいです。
大きなリスクを抱えたまま生きていくことに
なってしまいます。

逃げることは悪いことではない

逃げてばかりいた10代から起業し
たくさんの社員を抱え
買収まで持ちかけられるまでに
成長することができた家入さんが
仰っているのが

逃げることは、悪いことじゃない

ということです。

逃げるということに罪悪感を抱く人も多いと思いますが
家入さんは決してそういうことは言っていません。

世の中は広い。地球は、途方もなく大きい。
どんな人にだって、どこかにきっと、何も恐れることなく、
ハッピーに暮らせる場所があるはずだ。
前に進まなくたって、逃げたって、生きてさえいれば、
きっといつか、そんな場所にたどり着く。逃げることは、決して悪いことじゃない。

誰しも合わない、やりたくない仕事に
めぐり合ってしまったことがあると思います。
そこで多くの人が逃げてはいけないと、
合わない仕事をやり続けたり
やりたくない仕事をやり続けたりしますが、
家入さんはきっぱりと逃げていいとおっしゃっています。

人には合う仕事ややりたい仕事で
生きることの幸せを知っている。
そして何度でも挑戦すればいいという
ポジティブな思想をもって生きていらっしゃるのでは
ないかと感じています。

著者の経歴

家入 一真(いえいり かずま、1978年12月28日 – )は、日本の連続起業家(シリアル・アントレプレナー)、実業家、投資家。

GMOペパボ、CAMPFIREなどの創業者で、代表取締役社長を歴任した。

Wikipediaより引用

詳細なプロフィールはこちらに記載されています。

人生は長いです。
2007年の後も色んな事があります。
その後の30代のステージの色々あったようですが
それも続編「我が逃走」で本が出版されています。

Youtubeでもいくつか拝見できます

家入一真が語る!「失敗しても大丈夫な場所」があるから人は起業を踏み出せる

SNSなど発信媒体

公式サイト

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他の著書

我が逃走という
本書の後の時代の自伝。
それから裕福でない家庭で育ち
そこから起業して
大きな会社に育てた方の
お金の話が聞けそうな本を選びました。

我が逃走

お金が教えてくれること

なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。

読者の反応

文章を書くのが非常に上手なため、スイスイと読み進めることができた。 筆者の家族関係や友人関係がときにおもしろく、ときにかなしくなる文体で書かれていた。 神は乗り越えられる人にしか試練を与えないという。 筆者が社長としてここまで成しえたのは、ここに描かれている試練を見事に乗り越えたからだろう。続編があるそうなのでそちらもぜひ手にとってみたい。

読書メーターより引用

家入さんの優しい人格が滲み出てる本。人は皆、苦しいことから逃げるなと言う。でも家入さんは「逃げていい」と堂々と言う人なんだよね。苦しいことから逃げ出すのは何も悪いことじゃない、と。そんな家入さんは今キャンプファイヤーというクラウドファンディングプラットフォームを立ち上げて、やりたいことがある若者の資金調達を支援してる。高校か嫌で中退した家入さんだけど、アートが好きで、プログラムも組める。学歴なんて関係なく、好きなことを追求して、成功した人のリアルな一冊でした。

読書メーターより引用

0から1を生む人。たぶん、9を10にしたり、それを維持したり、そういうことはしない人。 ブクログをつくった人なのかと最終盤で知る。その感想を読書メーターで書かれるのはどのような気分だろう。だって、こっちのほうがサクサクで使い勝手が良いから。 CAMPFIREの代表でもあると読み終えてから知る。使ったことある。クラウドファンディングの中でもマージンが低いから。でも全然駄目だった。探す機能が弱いんだもん、とサイトのせいにしたくなる。 やっぱりここにもホリエモンの影。

読書メーターより引用

感想

これを選んだ理由、買った理由、読んだ理由

Youtubeやマナブログというブログで
人気を集めるマナブさんからの読書企画から
始まりました。

マナブさんが提示した
課題図書5冊(それ以外でもOK)の中から
2週間以内に感想文を書いて提出する
という企画です。

ちなみに課題図書の5冊はこちらです。

  • 7つの習慣
  • 諦める力
  • 自分を愛する力
  • 渋谷ではたらく社長の告白
  • こんな僕でも社長になれた

早速この企画に参加することを決めて
「こんな僕でも社長になれた」を購入しました。
(他にも「諦める力」
「自分を愛する力」も購入)

「こんな僕でも社長になれた」を
購入したのは経営者の自伝本を
読みたいなと思っていたからです。

自伝本は経験談を知ることができるのが
一番の魅力です。

特に起業について
経験者の話をたくさん聞きたい
と思っていても
時間や距離や相手の都合があるので
そう簡単にはいかない場合もあるのですが
そういう時こそ自伝本が一番簡単に
情報が集められるからです。

この本から共感したこと

  • 自分も受験の時は用意周到ではなかった
  • ものごとを決心する心境
  • バイトを転々とした日々

自分も受験の時は用意周到ではなかった

願書の出し忘れと寝坊で受験失敗という
10代らしい失敗談を語ってくれました。

私も受験のときは失敗をしていました。
結構、用意周到にしていたつもりでしたが、
危うく受験できなくなりそうになりました。
最初の大学を受験する時、
池袋の予備校が受験会場でした
ちゃんと前日に会場まで足を運んで、
現地で場所も確認しました。

当日、ホテルから出たときに
道順まではチェックしなかったため、
なんとなくこっちの方向という感じで進んでいったら
道に迷ってしまいました。

池袋駅は構造が複雑で
田舎者の私はそれを甘く見ていました。
おかげで自分がどこにいて
どちらの方向に行けば良いか
わからなくなってしまいました。

当時は携帯電話が普及しておらず
色々なところを歩き回って
ようやく見覚えのある出口を見つけ
何とかギリギリの時間に会場にたどり着きました。
コンディションは最悪でしたが
なんとか受験を終えることができました。

この後、数校受験しますが
その時は道順まで確認するようになりました。

人のことは笑えないものだなと思います。

ものごとを決心する心境

物事を決心するのは難しい。

家入さんも引きこもっていた状態から
働こうと決めるときには
びっくりするほどあっさりと
決断しています。

正直に言って、自分でも不思議だった。
つい昨日まで、どれだけやろうと考えても思い切れなかったこと、
恐怖や不安ばかり先走って、どうすることもできなかったことに、
突然踏み切る決心がついた。
働くしかない、そう思い立った瞬間の僕には、
実行する以外の選択肢はなかったのだ。

ウダウダ考えて悩んでいる時は
いつまでたっても答えが出ない。
だけど何かのきっかけで閃いたように
「やろう!」と
瞬間で決断するときがあります。
直感というべきでしょうか。

この感覚を大事にすると
物事を決めるときに役に立ちそうです。

バイトを転々とした日々

家入さんは10代の時にバイトを転々としていました。
そこでいろいろな試練や経験をしたのですが、

私もバイトを転々としたことがあります。
ただ、その時期は脱サラした後なので
30代後半からです。
(もちろん学生時代もバイトはやっていましたが
種類は少なく、積極的ではなかった)

コンビニに始まって、マッサージ屋、結婚式撮影、
動画編集、幼稚園の撮影、スタジオ
宅配便の仕分け、某遊園地のキャスト、洋服の梱包など
いろいろ経験しました。

これを経験すると、だんだんと
この仕事合わない、この仕事向かない
という判断が速くなっていき、
選ぶ仕事の内容が
だんだんとピンポイントになっていきます

今思えば、これを学生の時に
経験しておけばよかったと感じました。
そうすれば就職活動も
もっと踏み込んだ企業選びができたのにと思います。

今は今で好きなことをやれているので
あの時はこうしたらな~、
というぐらいにしか思わないですが。

まとめ

  • 自分も受験の時は用意周到ではなかった
  • ものごとを決心する心境
  • バイトを転々とした日々

家入さんにも自伝があるように
私個人の半生にも
重なる部分があって
面白かったです。

経験談というのは
その人の財産になるので
こうやって自分の経験談を
振り替えられるのは
この本を読んでいて
一番、楽しい部分ではないでしょうか。

他書のおすすめ

自伝本となる本を選択しました。
特に野崎幸助氏、堀江貴文氏は起業した経験も
書かれていますので、別の経営者の体験談を知ることができます。

為末大氏の本は
この本でも言っている

逃げることは、悪いことじゃない

という言葉に通ずる内容となっていましたので
こちらで紹介させていただきました。

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