世界のニュースがわかる! 図解地政学入門【解説&感想】

書評

地政学という学問をご存知でしょうか?

地政学とは地理的な形状から与える
政治、軍事、経済への影響を考える学問です。
これが分かると国際情勢、紛争、領土問題の
ニュースで各国の意図が分かるようになります。

初心者、入門者向けに特化された
地政学の入門書があります。

それが

世界のニュースがわかる! 図解地政学入門

です。

この記事ではこの本を紹介します。

こんな方におすすめ

  • 地政学について一から学びたい方
  • 領土問題について、なぜそうなるのか知りたい方
  • これまでの世界情勢を知りたい方
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この本の解説

一言でいうと何?

知識0の方が最初に学べる戦争の歴史と地政学

それぞれの国の戦争の歴史

地政学とその国の戦争の歴史を振り返っています。

  • 中国
  • ロシア
  • ヨーロッパ
  • アメリカ

中国

現在は海への進出に力を入れています。
そのあたりは今後、注視が必要です。

清の時代が一番、危うかった時代で
各国からどんどん食い荒らされていく様子が分かります。

ロシア

リムランドと呼ばれる
ロシアの周辺地域に紛争や戦争が
固まっているのがよくわかります。

南へ進出したいロシアと
それを押さえたい対抗勢力との
つばぜり合いの歴史です。

ヨーロッパ

バルカン半島や
ドイツ、フランス、イギリスの争いや
ずっとバチバチに争っていた地域です。

二度の世界大戦に懲りて、
EU、NATOという枠組みができた様子がわかります。

アメリカ

海を制することで超大国になったことや
二度の世界大戦で旨味を得て
世界の主役になったことが分かります。

最初に知る知識、入門書として最適

ここを地政学の学びの入り口として
さらに深く学びたいなら別の専門書へとすすめていくと面白いです。

台湾、韓国でも翻訳されていました。

台湾

地政学は地緣政治と訳されていますね。
そのまま地政学では通じないみたいです。
台湾も地政学的には重要な場所なので
需要は高そうです。

韓国

これはかなり意外な感じです。
ただ、世界情勢には翻弄される国なので
感度は高いかもしれません。

著者の経歴

髙橋 洋一(たかはし よういち、1955年(昭和30年)9月12日 – )は、日本の財務官僚[1]、経済学者。

財務省を退官後、東洋大学教授を経て、2019年現在は嘉悦大学教授[4]。

官僚国家日本を変える元官僚の会幹事長[5]。株式会社政策工房代表取締役会長[3]、NPO法人万年野党アドバイザリーボード。

財務官僚(大蔵官僚)として、理財局資金企画室長[3]、プリンストン大学客員研究員[3]、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命)[3][1]、総務大臣補佐官[1]、内閣参事官(内閣総理大臣補佐官付参事官)[3][1]などを務めた。財務省を退官後に金融庁顧問[3]、大阪市特別顧問(橋下市政)を務めた。

Wikipediaより引用

Twitterで情報発信もしています。
多面的な情報を得るのに重宝しています。

こちらの記事で詳しい経歴を紹介しています。

他の著書

バカな外交論 外交の基本 「どう考えても当たり前」のこと

日本の大問題が面白いほど解ける本~シンプル・ロジカルに考える~

世の中の真実がわかる! 明解会計学入門

レビューの評価

国際情勢を理解するための第一歩として。現代の国家間の覇権争いは海洋進出にあるとの指摘を中国を引き合いに出しながら述べており、なるほどと思った。現在も国際情勢は目まぐるしく動いているが、過去の経過を踏まえていないと、複雑な国際関係は理解できない。米国と中国という超大国が覇権を争う海洋上にある日本はこれからどのような国家戦略をとるのだろうか、と他人事に感じたけれど日本で暮らす以上は僕も当事者だった。僕の未来は子供たちの未来でもあるんだよな。

読書メーターより引用

前半は幾分か地政学的な話も出てくるが、後半は第一次世界大戦、第二次世界大戦を中心に据えた近代史の解説に止まっている。民主平和論に偏った感じもあり、きちんと地政学の観点で歴史を捉えたい人には物足りないと思う。

読書メーターより引用

地政学とは、世界の戦争の歴史を知ることと定義。そのおり、広い海が欲しい中国、南へ向かいたいロシア、争いを経て作られた共同体ヨーロッパ、かつての世界の警察官アメリカに分けて、戦争の歴史を解説。引いたら押される国際政治。戦争を減らすための集団的自衛権。

読書メーターより引用

感想と心境

高橋洋一さんの著書を再び

先日、高橋洋一さんの著書「図解 統計学超入門」を読了しました。
知識0の方がわかるように
という趣旨で書かれていますので
余計なことは書かれておらず、
とてもシンプルに理解がしやすい内容でした。
他にも同じ趣旨の入門書を書かれていましたので
今回は興味のあった地政学について本書を手に取った次第です。

表面的な情報だけでは

ニュースだけではたくさんの方に向けて作られていますが、
対象が多すぎるがゆえに、
情報も薄くなってしまいがちです。

学校でいうと、クラスの友達3人グループと全校生徒全員では
話す内容が変わるのは仕方がないです。

領土問題の根本を知る

各国はそもそも何を考え動いているのか?
そこまで掘り下げても視聴率は上がらないでしょうし、
情報源は取りにいかないと
分からないままだろうなと思います。

特に領土問題については
なんで揉めているのか?
そもそも何が揉めているのか?
なぜ話が進まないのか?
というのは、なかなか表には出しにくい内容です。
そういう意味でも
過去の歴史や今の状況を知ることで
そういうことか
というのが分かったりします。

地政学の重要性

地政学はあまりなじみのない言葉かもしれません。
これを知っておくだけでも、
各国のポジションが理解できるので
話が進まなかったり
一気に話が進んだり
これから何が起きそうで
何に警戒したらいいかが
少しずつ分かってきたりします。

トランプ政権、コロナショックによる影響

この本が出版されたのは2016年ですので
アメリカの大統領はオバマ氏で、
トランプ氏の就任前です。

今(2020年)、出版されていれば、
トランプ政権時代の変化についても
書き加えられたことでしょう。

特にイランとの関係悪化や
北朝鮮との会談など。

また、コロナショック前ですので
コロナによる影響も書かれていたことでしょう。

たった4年ですが時代はどんどん動いていきます。

高橋洋一さんが何を書いて
どのようにまとめるかは気になるところですが
また別の本にして執筆されると思っています。

他書のおすすめ

マンガでわかる地政学

図解 世界史で学べ!地政学

地政学入門 改版 外交戦略の政治学

 

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