【書評】図解 世界史で学べ! 地政学【茂木誠著】

書評

学校で歴史の授業はありますが
一般に地政学を学ぶ機会がないです。

しかし、この地政学の知識がないと
なぜアメリカが沖縄に基地を置き
中国が海洋に進出することにこだわっているのか
その基本的なことさえもわからないまま
うわべだけの平和論に振り回されることになります。

まずは基礎知識として網羅的に
地政学を学ぶことができる本として

図解 世界史で学べ! 地政学

という本をご紹介します。

こんな方におすすめ

  • 世界情勢について一通り知りたい方
  • ニュースでは報道されない国家間の関係を知りたい方
  • 海外で活動していきたい方
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この本の解説

  • 全大陸の地政学の基礎知識が網羅
  • 中東問題の歴史を一通り知ることができる
  • 歴史と地政学の両輪で世界情勢を理解できる

全大陸の地政学の基礎知識が網羅

日本のニュースでおなじみの国々と
なかなかニュースになることのない国々があり
手に入りやすい情報の差があります。
こちらの本では
アメリカ、ロシア、中国、西ヨーロッパだけでなく
インド、中東、イスラエル、アフリカ、中南米、
東南アジア、朝鮮半島と
ほぼ世界中の地政学、国際関係を網羅しており
まったく知識がない方が一通りの基礎知識を得ることができます。

中東問題の歴史を一通り知ることができる

中東問題はいろんな要素が
複雑に絡み合っている問題なので
ニュースを見ているだけでは
なかなか全体像を掴むことができません。
一つ一つ絡んだ糸を解くように
出来事や背景を知る必要があります。
この本ではそれを簡単すぎず、難しすぎない
内容で説明しています。

単純に善と悪という2つの勢力の争いではない
ということがわかります。

歴史と地政学の両輪で世界情勢を理解できる

歴史は過去から現在までの時間軸で
地政学が地球全体の空間軸で
国家間の関係を学ぶ学問です。

歴史だけでは世界の動きを把握することが出来ないように
地政学だけでも把握するのは不十分です。

この2つが両輪となって
相互に理解することで国同士の関係を学ぶことが出来ます。

この本では世界史の動きと紐づけて
地政学を勉強することができます。

著者・茂木誠さんとは

茂木誠さんの経歴・半生

予備校の先生をされています。

東京都出身。駿台予備学校、ネット配信のN予備校で大学入試世界史を担当。iPadを駆使した独自の視覚的授業が好評を得ている。世界史の受験参考書のほか一般向けの著書も多数。
『経済は世界史から学べ!』(ダイヤモンド社)、『世界史を動かした思想家たちの格闘』(大和書房)、『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、『ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ』シリーズ(SB新書)、『学校では教えてくれない地政学の授業』(PHP研究所)、『マンガでわかる地政学』(池田書店)、『サバイバル世界史』(青春新書)、『世界史とつなげて学べ 超日本史』(KADOKAWA)、近著に『日本人が知るべき東アジアの地政学』(悟空出版)など。
YouTubeもぎせかチャンネル/ブログ「もぎせかブログ館」で時事問題について発信中。

ダイヤモンド・オンラインより引用

SNSなど発信媒体

公式サイト

公式ブログ

Youtubeチャンネル

Twitter公式アカウント

2019年10月1日、ツィッター上で「茂木誠@Mogisekachannel」を名乗る者が出現しました。私はツィッターをやっておりません。「なりすまし」ですので、皆さんご注意ください。

もぎせか資料館より引用

Twitterもされておらず
なりすましまで現れてしまったという
記述が書かれていました。

出版社である祥伝社さんから
情報が発信されています。

他の著書

世界史で学べ!地政学

日本人が知るべき東アジアの地政学 ~2025年 韓国はなくなっている~

マンガでわかる地政学

ネットや読者の反応

近代をメインに地政学の視点から世界史の流れを振り返っています。アフリカや東南アジアなど思ったよりも細かい地域単位で説明されていて勉強になりました。フランスが何故にイギリスに植民地争奪戦で負けが多かったのか、この本を読んで分かりましたし、世界史の出来事を地政学的な要素から見ると面白く、よりリアリズムに沿った感じとなって分かりやすくなるなぁと思いました。

読書メーターより引用

世界地図を眺めても知らないことだらけ。 ぜひ学校教育で教えてほしい内容。 大変勉強になった。

読書メーターより引用

地理的要素を絡めた世界史の本で予備校の先生らしく説明がスムーズで纏まってます。ニュースで報じられにくい事件の背景が書いてありとても為になりました。

読書メーターより引用

地政学(国々の力関係や潜在的欲求を、世界の地形や国の位置関係から説明を試みる学問)をテーマに、現代の国際情勢を分析する。昔のハウスホーファーなどの現代ではあまり通用しない理論は極力削り、近代史を中心に(必要ならそれ以前に遡る)「何故?」を解説する。民族・宗教も要素に入り、地形(大陸・海・山河・隣国との確執)を軍事・政治・経済を含めてトータルに情勢を語る。タブー無し、でもリテラシー有りで語るので実用性が非常に高い。学生さんからビジネスマンまで広くお薦めできる本。出版は最新では無いが。十分、通用する。

読書メーターより引用

個人的には地政学って一番身に付けておきたいと思っている。キーワードはランドパワーとシーパワー。政治的、宗教的、経済的な理由で争うものの、結局は土地。要所を抑えていれば大体つかめるのかな。

読書メーターより引用

 

感想

個人的にはインド、スーダン、イラクが興味深かった

インドやアフリカ、中東の国々は
日本人では縁がないとなかなか情報がない国ですが、
それらの立ち位置を見ることで
実は日本ともうまく付き合うための立ち位置や
紛争が起こる遠因も知ることできた。
やはりイギリスなどの西欧諸国やアメリカ、ソ連の
動きが全てに影響している。

二人のジャイアンである米国、中国とのお付き合い

ソ連が崩壊するまでは、
米国組かソ連組かで対立軸がなされていたが
今、そして今後しばらくは米国と中国との対立軸で
動いていく。
日本としては中国との距離感は
かなり神経質になっていく。
国家間の振る舞いや駆け引きで
私たちの日常生活にも影響を及ぼすことが分かれば
他人事ではなくなる。

ギリシャ、ウクライナ、朝鮮半島という境目の国家

勢力争いの境目に位置する
可哀想な運命を背負った国家、
それゆえに、生き残っていくために
自然と身につけた国民性が
手に取るようにわかる。

そりゃそうなるか

それを分かった上での
政府がどのように振る舞っていくかを
注視していく必要がある。

平和とはなんだろう?

平和という言葉がとても虚しく聞こえる。
理想論は結構だが
国として生きていくためには
少なくとも現状は
強く、柔軟に、したたかに
振る舞っていかなければならない。

地理的環境が違っているだけでも
争いの火種になる。

一つの国が地球全体を治めることが
必ずしもいいとは思わないし
そうなる可能性もほぼゼロである。

結局は自国の利益を守りつつ
生きていくことが
「平和」に最も近い生き方なのだろうか。

 

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