改訂版 一番やさしい!一番くわしい! はじめての「投資信託」入門|解説&感想

書評

子供の養育費や老後の生活費を
考えるとお金はいくら貯めておけばいいのか。
本当に今の収入で貯まるのか不安。

貯めていたお金を少しでも増やしたい。
でも銀行預金ではまったく増えないので
投資を始めたいという人も多いと思います。
でも投資を始めるには不安があります。
お金が減ってしまったらどうしよう
こういうリスクもあります。

しかし投資を使わない手はありません。
投資でうまく「育てて」いけば
資産を多く増やすことができ、
自分たちの生活費や
お子さんの人生を援助することも可能になります。

この記事では投資の初心者の方に
投資信託のことを学ぶのにおすすめの一冊をご紹介します。

それは

改訂版 一番やさしい!一番くわしい! はじめての「投資信託」入門

という本です。

こんな方におすすめ

  • 投信信託を勉強したい方
  • 投資信託を始めてみたい方
  • 投資信託で気を付けるポイントを知りたい方
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この本の解説

この本で得られること

  • 投資信託ならこの一冊というぐらい情報が網羅されている
  • 投資信託の種類だけでなくリスク、ファンドの選び方もわかる
  • 投信の買い方、解約のタイミング、配分調整など運用の仕方が分かる

この本の内容

この1冊で、基本の用語解説から、おすすめの商品、買い方、選び方、保有中、解約の仕方、目論見書の見方や、お金を大きく育てる方法まで知りたいことがすべてわかります!

Amazonから引用

幅広い説明に終始していますので
これを一冊読めば投資信託についての
基礎知識を一通り知ることができます。

この本が出版された背景

2013年に出版され、
その後、改訂されたうえで2018年に出版。

法律の改正などで
ルール変更がある分野なので
できるだけ最新の情報を押さえておきたいところです。

2年以上たっていますが
まだ大きな法改正がないので
大きな問題はないです。

投資信託ならこの一冊というぐらい情報が網羅されている

この本は他の入門書と違う点は
その「網羅性」「オールラウンド」というぐらい
様々なことを解説しています。

投資のことをしっかり知りたい
「教科書」のような一冊です。

  • 投信とは株や債券の詰め合わせであること
  • 販売、運用、管理する会社があること
  • 投資信託の儲けのしくみ
  • 手数料、維持費用の種類
  • ファンドの種類
  • ファンドを選ぶときにチェックするポイント
  • ファンドの買い方
  • お金を受け取る方法

などなど
投資信託について一通り
かみ砕いて説明しています。

確定拠出型年金を
インデックス投資にするだけいいという方から
5年以内に受け取りを開始したい方まで
幅広いひとに読める内容です。

ただ、広範囲をカバーしている分、
必要のない部分は読み飛ばしてもいいかもしれません。
例えば第5章のアクティブファンドについては
始めない方も多いと思いますので
そういう方は章ごと読み飛ばしてもいいかもしれません。

投資信託の種類だけでなくリスク、ファンドの選び方もわかる

皆さんが資産形成をしていこうと思ったら、大切なのは、ごくごくシンプルな3つの戦略を押さえておくこと。具体的には「長期」「分散」「低コスト」の3つです。

お金を増やす戦略は「分散」「長期」「低コスト」。
これは多くの入門書にも記載されている共通の戦略です。

投資のプロでなく、仕事をしながら、
できるだけ手間をかけずに、リスクを下げて運用するのであれば
自然と行き着く答えは「分散」「長期」「低コスト」です。

それを踏まえたうえで

ファンドを選ぶときには何をチェックすればいいのかが
詳しく書いてあります。

ファンドを選ぶうえで
やはりおすすめなのがインデックス投資です。

ここではさらにインデックス投資の選び方も
書かれています。

  • 手数料が安い
  • ずっと運用してくれそうか?
  • 目標とする指数とぴったりの動きをしてくれるか?

これについてどうやって調べるかも
目論見書や月次レポート、運用報告書の
この項目をみればわかりますよ、
ということまで書いてあります。

特に、手数料の種類と特徴は
知っておいた方がいいです。
投信の購入や維持だけでもお金がかかったりします。
それぞれで手数料がかかることも頭に入れておかないと
よくわからずに手数料がかかる投信を買ってしまった
ということになりかねません。
それがわかるだけでも
賢い買い方ができるようになります。

投信の買い方、解約のタイミング、配分調整など運用の仕方が分かる

投信の買い方として代表的なのは
ドルコスト平均法です。

これは簡単に説明すると
毎月定額で同じファンドを買い続ける
買い方です。
安いときには多くの口数を、
高いときには少ない口数の投信を買うことになり
継続することで損を少なくする買い方です。
(詳しい説明は本書に譲ります)

買い方の説明で終わる書籍もありますが、
この本は、解約のタイミングや
年金のように少しずつ取り崩したい方のために
解約の方法についても説明しています。

著者・竹川美奈子さんの経歴

大学を卒業後、出版社や新聞社勤務を経て独立。2000年にFP(ファイナンシャルプランナー)資格を取得。新聞・雑誌などで取材・執筆活動を行うほか、投資信託や個人型確定拠出年金、マネープランセミナーなどの講師を務める。

「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ(東京)」という個人投資家の交流会の幹事を務めるほか、「1億人の投信大賞」の選定に関わったり、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year」の運営にボランティアとして携わったりするなど、投資のすそ野拡大に取り組んでいる。

2012年4月:金融審議会「投資信託・投資法人法制の見直しに関するワーキング・グループ」でプレゼン。15年1月:企業年金連合会「継続教育実践ハンドブック」作成検討会委員。16年7月~金融審議会「市場ワーキング・グループ」委員。16年9月~企業年金連合会「政策委員会確定拠出年金小委員会」委員

埼玉県出身、10月4日(投資の日・天使の日)生まれ
好きなこと:茶道、山歩き、シュノーケリング、ぐい呑み集め

LIFE MAPより引用

ファイナンシャルプランナーとして、
金融に関するセミナーや講演活動などをされています。

こちらで活動内容を知ることができます。

SNSなど発信媒体

公式サイト

Twitter

他の著書

  • つみたてNISA
  • 確定拠出年金

こちらはは多くの方が
基本知識があれば
得をすることになります。
こちらの入門書も執筆しています。

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門

税金がタダになる、おトクな 「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門

50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本

読者の反応

投資信託は「株・債権の詰め合わせパック」「投資に時間をかけたくない人向け」。/意外だが、会社が破綻しても投資したお金はなくならない。/たくさんの投資信託が販売されているが「絶対プラスになるものは存在しない」。確実に効くのは「手数料」なので、ネット証券&パッシブ運用(インデックスファンド)を原則にする。

読書メーターより引用

投資信託の本当の基礎の基礎を体系的にまとめた本。具体的な商品の分類・やり方から記載していてとても分かりやすい。これ以上、この分野を理解するにはまずは実際に運用してみてからインプットしたほうがいいなと思った。

読書メーターより引用

ゆるい知識で買っている投資信託(つみたてNISA、iDeCoなど)の確認のため読みました。とてもわかりやすいです。今後の方針を決めることができました。

読書メーターより引用

感想

これを選んだ理由、買った理由、読んだ理由

先日、「金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術」という本を
読んだ際に、とても勉強になったのですが、
つみたてNISAが始まる前に書かれた本であったため
少し情報が古くなってしまっているということがわかりました。
そこで同じ竹川さんの著書を読もうと思い
今回は投信信託を一から勉強することにしました。

この本から感じたこと

  • コア・サテライト戦略は生き方にも通ずる
  • 考え方を理解しておくと応用が利く
  • 投信は手段であって目的ではない

コア・サテライト戦略はスキル戦略にも通ずる

コア・サテライト戦略という言葉は初めて聞きました。

資産形成をするときには幅広く分散投資を行って安定的な運用をめざす土台となる部分(=コア)と、もう少しリスクをとってプラスαのリターンをめざしたり、さらに分散効果を高めたりする部分(=サテライト)というように、役割を2つに分けて運用していく方法

でも、個人ビジネスのスキル戦略にも当てはまる話で
すべての分野に最低限のスキル(教養)と一つだけのとびぬけた専門性
が世の中を生き抜いていくうえで
必要なバランス感覚、
リソースの振り分け方になるだろうなと
感じていました。

専門性だけ突出しても
教養の部分が大きく欠けていると
周りからの信頼も得られない、
付け込まれる隙を与えてしまう。
教養の部分だけまとまっていても
専門性がなければ
その他大勢の一人になって埋もれてしまう。

そういう意味では投資も教養として
最低限のスキルを得ないと
生きていくのに苦労してしまいます。
一生勉強だなとつくづく感じます。

考え方を理解しておくと応用が利く

今回の書籍にも当てはまることですが、
枝葉の具体例だけでなく、
根幹の本質部分の理解をすることが重要です。

本書にもこのように書いてありました。

商品を選ぶときの「考え方」を理解しておくと
状況が変わっても自分で判断することができるはずです。

具体例ばかり追いかけていると
ちょっとした条件や環境の変化に対応ができません。
本などの場合も
読者と同じ状況というのはあり得ないので
自分の状況に照らし合わせて考えることが
うまく自分のものにする考え方です。

投信は手段であって目的ではない

投信はあくまであなたの人生の目的のために行う
手段の一つです。

ここで一番大切なのは、冷静に退職後の生活設計を考えてみることです。

本書には退職された方に
その後の生活設計を考えて上で
投信の現金化の方法を紹介しています。

投資に限らず
まずは何を目的にするかが重要なのですが
手段を目的化するということは
私も含めて誰でも起こしてしまいます。

どれをやったらいい?
という発想よりも
どんな生活をしたいのか
ということが決まって初めて
よりよい資産運用を組むのがいいのか
選択肢が見えてきます。

まとめ

  • コア・サテライト戦略は生き方にも通ずる
  • 考え方を理解しておくと応用が利く
  • 投信は手段であって目的ではない

短期でいっぱい儲ける
という発想よりも
長く少しずつ育てる
という方がリスクも少なく確実です。

何事もこの考えが重要で
大きな財産になると思います。

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