【加藤諦三著】「不安」の手放し方【書評】

加藤諦三

他人の評価が気になる、
人間関係がうまくいかない、
自分自身に自信が持てない、
などなど、

なぜ自分だけがこんな目にあうんだ!

と思った方には

「不安」の手放し方

という本をご紹介します。

この本を読むと
自分がどんな人間で
そして、うまくいかない現状が
なぜ起きてしまっているのかがわかります。

加藤諦三さんがどんな方か知りたい方はこちらへ

加藤諦三
社会心理学者 加藤諦三の公式チャンネルです。ニッポン放送「テレフォン人生相談」のパーソナリティをはじめ、これまで何千人もの悩みを聴いてきました。ここでは現代社会のかかえる悩みに対する考えをアップしていきます。

こんな方におすすめ

  • 友達や人間関係に恵まれないと感じている方
  • 成功したいと強く固執してしまう方
  • 「完璧主義」だと言われたことがある方

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この本の解説

  • 相手の欠点、自分の欠点と向き合う
  • 自己中に陥っている自分に気づく
  • 魔法の杖は存在しない

相手の欠点、自分の欠点と向き合う

甘えの欲求が満たされている人は、相手の欠点をはっきりと認識するが、同時に相手の長所も認識している。相手を全体として見られる。だからこそ相手とのつきあいを楽しめる。

相手の嫌なところばかりが目についてしまう
という悩みを持っている人は多い。
人間関係の悩みとしてメジャーな悩みですが、
では人間関係をうまくやっている人は
どう接しているかと言うと
相手の長所も見て、相手を全体として見ているので
付き合いを「楽しんで」います。

相手の欠点にばかり注意がいく人は、ときに自分の欠点にばかり注意する

相手の欠点がすごく気になるのは
結局、自分の欠点であり、
それを「ものすごく」気にしている
と言うことがわかります。

自己中に陥っている自分に気づく

悩んでいる人のもう一つの特徴は、自分「だけ」が悩んでいると思っていることである。

という一文があります。

多くの人々、悩みがあるものです。
というか、全ての人々が多かれ少なかれ悩みがあるものです。
ですが、深刻な悩みを訴える人ほど、
自分以外の人も同じように悩んでいることに気が回りません。
そして、自分のことばかりをアピールして
他人の状況を気遣うことができません。

まさに自己中の状態になっているのですが、
「自分」がその「自己中」になっていることに
気がつくことがとても重要になってきます。
そして、他人も自分と同じように悩みを抱えて生きている。
自分だけが不幸なわけではない、と言うことがわかります。

最後にこう結ばれています。

悩んでいる人はまず、その悩みそのものよりも、基本的に自分も一人の人間であるということを受け入れることである。つまり、自分が意味ある人生を生きるのに、それで充分なのだということである。
自分の人生を意味あるものにするのに、自分は特別な人間である必要などどこにもない。

魔法の杖は存在しない

神経症的な考え方の人は何度もいうように、自分だけが何か特別いいことがあるのを待っている。
(中略)
自分の人生に責任を持つという姿勢がない。

自分は特別な存在だと思い込んでいるひとは多いです。
なので、他の人と同じように大変な状況になっても
自分だけはなにか逆転できるようなことが起こるのではないかと
勝手な妄想にふけっていたりします。
しかしそのような「魔法の杖」のようなものは存在しない
と言い切ります。
自分の人生に責任を持つとは
何かを得たいならば、「相応の行動」を取るからこそ
手に入る可能性があがるのです。
何もせずに天から幸運が降ってくるのを待っていても
何も起こることはありません。

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著者・加藤諦三さんとは

加藤諦三さんの経歴・半生

1938年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。東京都青少年問題協議会副会長10年歴任。09年東京都功労者表彰。16年瑞宝中綬章受章。現在、早稲田大学名誉教授、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員、日本精神衛生学会顧問、早稲田大学エクステンションセンター講師。
社会心理学に関する著書多数。アジア圏を中心に翻訳出版もされている。また、50年以上にわたり全国で講演会を行う。40年以上パーソナリティをつとめるニッポン放送系ラジオ番組「テレフォン人生相談」に出演中。

公式サイトより引用

SNSなど発信媒体

公式サイト

Youtubeチャンネル

他の著書

不安のしずめ方 人生に疲れきる前に読む心理学

自分のうけいれ方(愛蔵版)

どんなことからも立ち直れる人

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ネットや読者の反応

無駄のない文体。不幸を受け入れること(3頁)。生きることがつらい人は、捨ててはいけないものを捨て、捨てなければいけないものを捨てない(5頁)。カレン・ホルナイは自分の都合にあうのが当然と信じるのは神経症的(29頁)。特別扱いを求める。してみれば、これまでそういう意味で怒りをあたりに発散してきたのは自省しなければならない。人生成功のための魔法の杖などないのだ(38頁)。自殺者は自分の感情を認めるより死を選んだ(43頁)。完璧をやめる(80頁)のは、諦めを認めることだろう。分相応ということだ。

読書メーターより引用

ずっと神経症の人、いわゆる現代人(たぶん、読者)〝非難〟。はじめにが一番いい。結論がなかなかでない。目的が解らず読むのは余りにも苦痛。さらに、ダブルバインド。地道な努力で道が開ける。実力を無視した志望、努力の仕方が過ち。ふさわしさが大事ならふさわしさについて紙面を使って欲しい。読むなら三章以降からでいいと思います。後ろの章から読んで行くのが解りやすいですが、受け入れにくくなるかもしれないです。原本に一章足したのが原因でしょう、それも、はじめに。あと、問題は偏っていることと愛のようです。自己肯定感?

読書メーターより引用

常に神経症的な人間の傾向についてだけが書かれていて、不安の手放し方に対しては書かれておらず、タイトル違いな本のように思う。的を射ている意見や分析結果も多いので、自分を不幸に感じたり、常に不安につきまとわれている人が読むにはとても参考になる。けれど最初にも言っている通りタイトル違いな本なので、タイトルがどうあれ神経症的な人間への非難と傾向とそうではない人との差しか書かれていないので、方法や考え方を知り前向きになりたい人にはおすすめできないかもしれない。読んで自分を知る本であり、元気になる本ではなかった。

読書メーターより引用

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感想

  • 世の中には「魔法の杖」が溢れている⁉︎
  • 「他人にとって自分はどうでもいい存在である。」
  • 八方美人は自分にしか興味がない

ちなみに世の中に溢れているあらゆる広告は
「魔法の杖」があるかのように煽り、物やサービスを利用してもらう
というために存在している。

何らかの劣等感をどうしても解決したいから
脱毛をしたり、整形をしたり、
ダイエットをしたり、英会話を習ったり…。
他にもいろいろあります。

とあるCMで「やる気スイッチ」と言う言葉が
ありましたが、あれも「魔法の杖」ですね。

そう考えると世の中の広告で宣伝されている物やサービスは
魔法の杖のように見せかけているだけで、
実際、利用したところであなたの劣等感はますます深刻なものとなり
「もっと、もっと」という気持ちが作られていくだけです。

それがわかれば、自分にとって必要な物・サービスは
ほとんどないことがわかります。

「他人にとって自分はどうでもいい存在である。」

他人にとって自分はどうでもいい存在である。

この言葉でとても救われた気持ちになった。
自分に自信がないため、
劣等感があるため、
他人に優越することでしか
自分を保つことができなかった。

つまり、他人は自分をどう思っているか
と言うことばかりに囚われて生きてきましたが、
他人にとっては自分はどうでもいい存在
ということが腑に落ちた時、

ああ、なんてちっぽけなことを気にしていたのだろう

としみじみ感じてしまいました。

八方美人は自分にしか興味がない

八方美人になる人は
自分が他人にどう見られているか
にしか興味がなく、
他人のことに興味がない。

その人の行動原理は自分が評価されているかどうか
であり、相手がどんな性格で価値観で、
どんな交友関係があるのかについては
全く興味がない。

つまり自分しか見ていない。

自分自身も含めて
こう言う方は多い。
自分がそう思うから
周りにそう言う人が集まるような気もします。

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