多くの人が自分の悩みに囚われています。
その悩みに囚われているがあまり
他人に目がいかず、
自分のことばかり考えるような
心理状態に陥ります。
このような人に救いとなる本が
なぜこの人は、自分のことしか考えないのか―神経症のことがわかる本
です。
こちらはテレフォン人生相談で長年、パーソナリティを努めている
加藤諦三さんの著書です。
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Amazonで加藤諦三さんの著書一覧を見る本の紹介
なぜこの人は、自分のことしか考えないのか―神経症のことがわかる本
あなたは自分の悩みで
頭がいっぱいになっていないか?
あなたの周囲には、
自分のことしか考えられない
わがままな人はいないだろうか?
神経症的なところは誰にでもある。
自分を、そして周囲の人を理解して、
心の健康を取り戻そう!裏表紙より抜粋
見知らぬ人が書いたこの本が、
神経症者とその周囲の人が
神経症の理解になる手助けになり、
神経症が治るきっかけになってくれれば
と願っている。これは「なるほど神経症とは
こういうことであったか」
と理解してもらうための本である。はじがきより抜粋
著者:加藤諦三
神経症について詳しく書かれている本です。
自分の悩みのことしか頭になく
他人のことまで考える余裕がない
という人の心のメカニズムがよくわかります。
「ああ、自分もこういう部分があるわ」
「知り合いにこういう人いるわ」
という方にはその方との付き合いや
自分の人間関係を改善していくのに
大きなヒントとなります。
読者の反応
心の健康を取り戻すには 日常生活をを大切に。毎日何か一つの事を続けること、どんな些細なことでも構わない、それが思わぬ自信となる。そして親からの心理的離乳。自分で自分を受け入れること、ただ受け入れること。 自分が他人をどれほど傷つけてきたかなど思いもしなかった。すべてを自由にしてあげるのだ、自分のために。
ブックメーターより引用
神経症という言葉に引かれて手にとった。自信がない、相手にバカにされるのがこわいから人を信用しないなど耳の痛くなる言葉がいくつか。これまでなにか頑張り続けてないと腑抜けになるのがこわいなんて思ってたけど、そうやって無理をし続けるのは理想像を追い求めるのと何ら変わりないんだということに気づいた。今の自分の力を認めて、マイペースにやっていこうと思った。
ブックメーターより引用
文章が批判的。一人の心理学者の名前がやたら出てくる。
ブックメーターより引用
感想
驚いた点が二つあります。
それは
- ここまで自分のことをズバズバと言い当てられている内容だった
- Amazonレビューでは酷評が目立ったこと
ここまで自分のことをズバズバと言い当てられている内容
自分のことをここまで言い当てられるとは⁉
確かに、
- 自分で自分のことを嫌いだった
- 周囲も敵だらけと感じていた
- 自分に不釣り合いな無茶な願望や希望を持つ
- 大きな賞をもらうとか
- 人がやらないようなことをやるとか
- 他の人と張り合うとか
- 自分の考えが人に分かってもらえないと腹が立つ
- 「俺だってこんなに大変なのに」
「お前ばっかりが大変なわけではない」
陰口を言われる。 - 自分の悩みばかりで頭がいっぱい
私は「神経症」だったんだ…。
私は小学生のころから
数十年にわたって「神経症」に
悩まされ続けた半生だった…。
こんなことをようやく自認できるようになりました。
「自己中」と人から言われることが何度かありました。
「俺だって大変なんだよ…」
という話の流れになることがあるたびに
どうしてこうなるのか理解ができずにいました。
恥ずかしながら
自分の悩みで頭がいっぱいになってしまっていました。
でも、その悩みを解決するために
しっかりと向き合えずに生きてきました。
辛辣な評価も目立つ
自分のことをこれほど言い当てているのに
Amazonのレビューをみると
あくまで一部を見ているだけですが酷評が目立ちました。
評価は数件しかないようですが
- 星四つが36%
- 星二つ以下が64%
というものです。(2021年11月時点)
投稿数が少ないとはいえ
そう感じる人もいるというのが
二重に驚きました。
決して悪い本とは思わないのですが、
タイトルや本文がかなり
断定的な表現があるのが
気に障ったのかもしれません。
整理した文章表現ではなく
感じた、思ったことを書き殴ってく
スタイルの文章なので
ピンと来ない人には合わない本かもしれません。
その後の生活
色んな人に迷惑や犠牲を強いてしまったが
それでも、「こういう自分にも価値がある」
そう素直に思い始めるようになった。
もちろんすぐに80%前向きな人間性になるわけではないが、
毎日の心がけで100分の1%でも前向きに
自分の価値を認められるようになってきました。
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