岡田斗司夫

【岡田斗司夫解説で味わい尽くす】未来少年コナンの楽しみ方

岡田斗司夫

スタジオジブリ宮崎駿のアニメは
長い時を経て親しまれ続けています。

その宮崎駿が初めて監督をしたアニメが
「未来少年コナン」です。
放映されたのは1978年なので
すでに40年以上たちますが、
令和になった今見ても
その面白さは色褪せません。

岡田斗司夫さんが
全26話を全てに解説動画を公開しています。

この記事では
未来少年コナンを味わい尽くすため楽しみ方を紹介します。

ひつまぶしの食べ方みたいに
初心者の方がどのように食せばいいのか?
という手順を示しているものだと思ってください。

この記事を書く目的

この記事は
岡田斗司夫さんが動画内で発言した内容に
引用や参考資料、関連資料、作品名をなどを補足するために
書かれています。

岡田斗司夫さんの膨大な知識量を元に語られる内容を
より深く理解するために
こちらのページで少しでも補完できれば幸いです。
可能であれば有料限定コンテンツの視聴もおすすめいたします。

ご関係者のみなさまへ
表現や内容で、もし気になる点や問題点が
ございましたらお伺いさせていただきます。
お手数でございますが
フォームにてご連絡いただけば幸いです。

読者の方で
もし、どうしても気になることが
ある場合はフォームから
優しくご連絡いただけると助かります。
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未来少年コナンとは

アレグサンダー・ケイの小説「残された人々」を原作とした全26話のアニメ。
放送期間は1978年4月4日~10月31日。
40年以上も前に放映されていました。

 磁力兵器を使った最終戦争が起こり、地球の地軸は狂い地震や大津波が襲って来て、長い間栄えてきた文明はいっぺんに崩れ、世界中のほとんどの人間は死んでしまいます。物語はそれから20年後の孤島で始まります。コナンがおじいと二人で暮らしていたところへ、一人の少女が流れ着きます。それまで地球で生き残っていたのは自分たちだけだと思っていたので大喜びしますが、そこへ科学都市インダストリアからモンスリーたちがやって来て少女ラナを連れ去ります。その時の争いでおじいは亡くなってしまいました。悲しみを乗り越え、コナンはラナを救うため旅立ちます!

公式ホームページより引用
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SETP1 未来少年コナン全26話を視聴する

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STEP2 岡田斗司夫解説「今週の未来少年コナン」を見る

岡田斗司夫さんが各話ごとの解説をしている
全31本の動画あります。

自分が気づかなかった
未来少年コナンの設定や演出、伏線などを
おおまかに確認します。

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STEP3 未来少年コナン本編→「今週の未来少年コナン」を各話で見る

各話ごとで未来少年コナン本編を見て
その後に「今週の未来少年コナン」で解説を見ていきます。

本編と解説の各話セット

事前に作り手側の知識を入れた状態で
各話ごとに細かな演出を確認できます。

作り手は何を思ってこの内容にしたのか。
アニメ制作というチーム作業で
どんなやりとりが行われたのか?

これらを推察します。

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補足情報

キャスト
  • コナン…小原乃梨子
  • ラナ…信沢三恵子
  • ジムシィ…青木和代
  • ダイス…永井一郎
  • モンスリー…吉田理保子
  • レプカ…家弓家正
  • ラオ博士…山内雅人
  • おじい…山内雅人

小原乃梨子

第1話ではコナンの声を聞くたびに
のび太やドロンジョを思い出してしまうのですが、
話数が進むにつれて
いつの間にかコナンの声になってしまいました。
小原さんの声はコナンしかないと感じるようになっていました。
やっぱり声優さんのそこがすごいところと感じます。

永井一郎

波平さんの声を連想しますが、
宮崎アニメでもダイスという重要なキャラクターを演じていました。

その後も、ルパン三世カリオストロの城、風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタと
宮崎駿のアニメで重要な役割を担っていきました。

家弓家正

最初にレプカの声を聞いたときに
風の谷のナウシカに繋がっていたんだ!
と思わず感動してしまいました。
クロトワの声はこの方しかいないよね~
納得してしまいました。

スタッフ
  • 脚本…中野顕彰/吉川惣司/胡桃哲
  • 音楽…池辺晋一郎
  • キャラクターデザイン…宮崎駿/大塚康生
  • 絵コンテ…早川啓二/とみの喜幸/石黒昇/奥田誠治/高畑勲 他
  • 作画監督…大塚康生
  • 美術監督…山本二三
  • 撮影監督…三沢勝治
  • 録音監督…斯波重治
  • 演出補…早川啓二
  • プロデューサー…中島順三/遠藤重夫
  • 演出…宮崎駿

公式ページに掲載分の方のみです。

大塚康夫

ルパン三世(1stシリーズ)で作画監督を務めていた方です。
ワルサーP38という拳銃を聞いたことがあるのは
この方がいたから。

詳しいいきさつは下記で知ることができます。

見出し
  • 大人向けアニメ開拓への挑戦
  • ルパン三世アニメ化を企画
  • 演出:大隅正秋、作画監督:大塚康夫
  • ルパン三世パイロットフィルム完成
  • ルパン三世アニメ制作の方向性
    • 道具実証主義
    • しらけた時代
  • ルパン三世の売り込み
  • ルパン三世放送開始

しかし低視聴率により23話で打ち切りとなる。
その後、夕方の再放送により高視聴率を取るようになり
2ndシリーズへと続く。

当時のルパン三世の低視聴率の評価は

  • 余計な説明をしていない。
  • 新しさがいまだにある。

だったが、高視聴率の評価も同じだった。

結局、作品そのものは同じ評価を受けている。

人気が出るか出ないかは、
作品の質だけでは決まらないのね。
運の要素もあるのかな…

メカの作画はこの方だからすごいんだな、
という部分が解説を聞くとわかります。

ファルコやギガントの描き込みも解説しています。

ただ人物については
ラナ初登場シーンで事件が起きますが詳細は後述。

アニメーターによって
得意な分野があるのって面白いね!

知らなかった!

とみの喜幸(富野由悠季)

機動戦士ガンダムの生みの親。
未来少年コナンにも携わっていました。
第14話、第21話で絵コンテ担当。

高畑勲

高畑勲も第9話、第10話でお話で演出(監督)を担当されています。
宮崎駿演出と高畑勲演出による表現の違いも
解説を聞くとわかります。

宮崎駿

演出となっていますが、
当時はアニメ制作の監督を「演出」と呼んでいました。
ですので宮崎駿の初監督作品が未来少年コナンとなります。

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資料集


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オープニング

オープニングだけで18分も話せる。普通に見てるだけでは分からない制作側の意気込み。
ダイジェスト
  • 1978年放映開始。未来少年コナンは全26話。
  • 昔のアニメなので絵も古いが、ハズレ回がないという名作。
  • 今回はオープニングを解説
  • 最初はセピア調止め絵からカラーの絵に切り替わるところに
    わざわざ、ひと手間を加えている。
  • たった8コマに子供に対する配慮がある。手抜きをしない。
  • 船の進路の方向が変わるように作画をしている。その意味とは。
  • 歌と決めポーズのリンク
  • 波を超える船の浮遊感の表現
  • 「アニメーションの化け物」
  • 同時期放映のアニメ
    • 松本零士「宇宙海賊キャプテンハーロック」「銀河鉄道999」
    • 「闘将ダイモス」「無敵鋼人ダイターン3」
    • 「科学忍者隊ガッチャマン2」
    • 「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」
    • 「ルパン三世 ルパンVS複製人間」
  • お前らがテレビアニメができないと思っていることを
    俺は全部やってやるぞ!という挑戦状
  • アニメを語る愛好家たちが毎週驚愕していた
  • ヒロインが足を見せて、アジサシを見ているふりをして
    視聴者に目線を送っている。
  • ヒロインスマイルと言われ、大女優だけが許される
  • 背景の雲の段階的にカクカク動く表現がすごい。
    パドルで漕いでいるリアリティを細かく表現している
  • 撮影指示がとても複雑。
  • 地球が滅びた後を見せられて、朽ちたロケットを見せて
    文明が滅びた様子がパッと一目見せてわかる。
  • 岡田斗司夫氏はテレビアニメの最高傑作を次の3つと捉えている
    「機動戦士ガンダム」「ガンバの冒険」「未来少年コナン」
  • 毎週火曜日7時半からON AIRされていた。
  • 制作会社は日本アニメーション。
  • 1978年は第二次アニメブーム。
    月刊アニメージュなどのアニメ専門月刊誌が
    次々と創刊された。
  • アニメの記事が一般誌や新聞にも出ていた。
    アニメは子供だけではなく、大学生や一般人も見ている
    という時代になっていた。
  • 宮崎駿のクレジットは監督ではなく「演出」。
  • 昔気質の人たちが「監督」という呼び名を嫌った名残。
    「演出をしているにすぎない」ということだったらしい。
    理由はアニメが映画化されたときに評論家の人を名目上「監督」
    としていた時代が長く続いていた。
    アニメで「監督」としてしまうと、
    ただの「お飾り的なポジション」と思われてしまうのが
    すごく嫌っていた。
  • 「機動戦士ガンダム」で「総監督」をしていた
    富野由悠季氏も矢面に立たたされ批評された。
    ただそこから「監督」が全権を持ったリーダー的な存在だという
    認知が広がり、アニメの世界でも「監督」という呼び名が浸透した。
  • 演出の宮崎駿はイメージボード、ストーリーボード、設定、キャラクターデザイン、
    メカニックデザインを全話担当している!
    全話担当はテレビシリーズでは誰もやっていない。
    絵コンテとレイアウトの半分以上は宮崎駿自身がやっている。
    スタッフの描いた絵コンテ、レイアウト、原画を一人でチェックして直していた。
  • 唯一、楽をしたのは高畑勲が絵コンテを担当した第7話、第9話、第10話。
    この絵コンテは直しをしていない。というよりは忙しすぎて直せなかった。
  • 当時、宮崎駿は37歳。気力、体力ともに一番充実していた時期。
  • アニメクリエーターにとって30代後半は絶頂期であることが多い。
    パトレイバー劇場版第一作の押井守は38歳。
    機動戦士ガンダムの富野由悠季は38歳。
    新世紀エヴァンゲリオンAirまごころを君にの庵野秀明は37歳。
    アルプスの少女ハイジの高畑勲は39歳。

まだ、始まっていないのにこの分量はすごい!

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各話解説(注意!ネタバレあり)

本編

主な出来事
  • 2008年7月、人類絶滅の危機。世界の半分が消滅。
  • それから20年後の現在。無人島で暮らすコナンとおじい。
  • コナンとサメとの格闘
  • ラナとの出会い
  • ラナとコナンが互いのことを話す
  • 二人で木の実を食べる
  • インダストリアのファルコ(飛行艇)登場
  • 緑の戦闘服をきたモンスリー、クズウとおじいが言い争う
  • 爆発事故によって、ラナが見つかり、さらわれてしまう。
  • 飛行艇の翼に飛び乗るコナン

地球滅亡、人類の危機を背景にした作品が多くありますが、
未来少年コナンもその一つ。
日本は敗戦後も、朝鮮戦争、東西冷戦があったから
世界の人々の争いに対する危機感もリアリティがあったので
このようなお話が多かったような気がします…。

特に2000年以前はキリのいい数字が
大きな節目となっていて
近未来がどんな世界になっているのか、
とても興味深い時代でした。

サメとの格闘する一連の流れが、
やっぱり見入ってしまう。
この当時の絵は時代感を感じますが
それでも結末まで見せてしまう。
これ、70年代なんですよね。
今だったらもっと絵も多彩になり、
動作も細かく表現できるんでしょうが
それでも見入ってしまうのだから
本質の面白さはテクノロジーの発展云々は関係ないのかなと。
とても良い教材になるので、たいへんありがたい。

島や海の中にあるもので滅びた文明を知ることができる。

人類が他にも生きていることを知り、
おじいがしみじみと良かったと語るシーンが印象的。
孤独感に耐えて生きてきたことが分かります。

ラナが着替えるシーンをコナンが覗こうとする。
こういう描写もちゃんと入れる。
おじいと二人で暮らしてきて
初めて見る女の子に変な感情が起きていることに
コナン自身がよくわかっていないと見て取れる。
ここでコナンは「性の目覚め」を
始めて感じたのではないだろうか。

寝起きのシーンでラナの脚から出す演出。
毛布を掛けるラナの顔が端っこにちょこっとだけ出す演出。

ラナをお姫様抱っこするコナン。
女の子に会うのが初めてなのに、
なぜか女の子を優しく抱きかかえる方法は知っている。
おじいがそんなことを教育しているとも思えず…。

クズウの銃のロックを外すカットがっこいい。
大塚康夫がいたからか?

飛行艇に飛び乗るジャンプ力は漫画の世界。

モリ一本で立ち向かうのは無謀では…

解説

お品書き
  • ブスラナ事件
  • おじいの演技
  • 第2話の見どころ
    • 2008年の最終戦争
    • 石垣を作るシーン
    • 石垣が封印されたシーン
    • お墓に話すシーン

未来少年コナンの第一話を見たという設定で話しています。

舞台設定

西暦2008年に地球を滅ぼした戦争から20年後の話。
5つの大陸は全て海に沈んでしまった。
戦争から逃れてロケットに乗り込んだ9人の乗組員が
無人島に不時着する。
その中で生き残ったおじいは
「のこされ島」という絶海の孤島で
コナンという元気な11歳の男の子と
二人きりで住んでいる。

9人の乗組員は男6人、女3人なので子供を作り、
コナンは11歳になった世界で唯一の子供。

おじいは地球に生き残った人間は
自分とコナンだけだと思い込んでいる。

これが第1話スタート時の設定。

ブスラナ事件

ある日、コナンは砂浜で倒れている
同い年ぐらいの女の子を発見する。

ここからがドラマの始まりね!

ヒロイン・ラナの初登場シーンの絵コンテを見ると、

スーッと目を開ける少女

ゆっくり両目を開ける

美少女!!!

未来少年コナン絵コンテ

ボーイ・ミーツ・ガール、
一番大事な出会いのシーンで
「絶対に美少女じゃなきゃいけない」
だからこいつは一生ついていくんだ、
ビックリマーク3つ書いているんですが…
実際にアニメになったシーンを紹介。

失礼かもしれないが
あまり美少女ではない。

後に宮崎駿は未来少年コナンの同人誌の中で語っている。

1話ですか…僕はもう1話を見た途端首を吊ろうかと思った。
シネビームって録音スタジオの裏がお墓で、
そこに紐がぶら下がってるんです。(笑)
作ってるときはイメージがふくらんでますからね、
フィルムになって愕然としたってのが本当です。
ラナってのは、コナンが一目見た途端に
一生この女のために生き抜くぞと
頑張るような美少女でなければいけないのに、
すごいブスラナが出て来ましてね…。
ラナをかかえ上げる時は”鳥のようにかろやかに”
でなければいけないのに、ヨイショって持ち上げてる。
あれは大塚さんが奥さんを持ち上げてるんだなんて悪口言ったりして。(笑)

未来少年コナン同人誌より

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ブスラナって…
そこまで言わなくても。

監督としてはどうしても
納得がいかなかったんだね。

宮崎駿はこのシーンを描いた大塚康夫に対して
それ以降、作画監督にもかかわらず、
最終回まで1カットも
大塚康夫にラナの作画をさせなかった。

大塚康夫はその時のことを
いまだに恨みに思っている。

その時の挿絵を紹介。
キャプションには
「そんな殺生なことを言わずに僕にもラナを描かせてよ!」
と書かれている。

なぜ、そこまでこだわったのか?

今でこそ取材嫌いな宮崎駿だが
当時は同人誌のインタビューにも応えてくれる人だった。

ある取材で
「未来少年コナンはラブストーリだ。」
と何度も言っている。

「恥ずかしいラブストーリーをまっすぐに描いた。
それ以外のおかず、地球が滅亡するとか
アクションシーンとか
自然の大事さとか、
これは割とどうでもよくて
ご飯を美味しくいただくおかず程度に描いた。
ラナが可愛くて、コナンがそのために
頑張っちゃうストーリー
というのを描きたかった。」

でも僕らが今見ても
第1話がラブストーリーには見えない。
岡田氏「アクションとして面白すぎるんですよ。」
この矛盾。

宮崎駿は
「大塚さんが描くと
ラナが可愛くならない、美少女にならない
このお話はラブストーリーなんだ。
だから大塚さん描いちゃだめだ。」
というけれども
「自分が描いているアクションシーンも
そっちの方が面白くて
見ている人間はラナはだんだん
どうでもよくなってくる」

この矛盾がすでに第1話から出てしまっている。

おじいの演技

第1話のもう一つの見どころがおじいの演技。

ラナがのこされ島に来たことで
人類がまだ生き残っていることを知り、
おじいは喜ぶ。

そのラナを探して
黄色い飛行艇がのこされ島に来る。
飛行艇を見たおじいは
まだ人間や文明が残っていることに
はしゃいで大喜びする。

おじいはシリアスキャラ。
第2話で死んでしまうぐらい
つらい人生を歩んだ方。

大塚康夫が描くおじいが
ど根性ガエルのキャラみたいな絵になってしまう。

大塚康夫が描くと基本、不真面目になってしまう。

飛行艇から人間が下りてきたときのおじいの顔を見せてくれる。

岡田氏「これはない、と僕も思う」

飛行艇から降りてきた人間(モンスリー、クズウ)を見て
おじいは顔色が変わる。
見せびらかすように銃を持っていた。

おじいがシリアス顔に戻って
自動小銃と腰の拳銃が目に入る。
大塚康夫だから腰の拳銃がめちゃくちゃ細かく
描写されている。
オートマチック拳銃だとわかる。

知らない島に来たのに
武装して銃を見せびらかすように歩いている。

おじい「この島に何しに来た⁈」
モンスリー「あら、まだ言葉を覚えたいたの?」

というやり取りがある。

いままで飛行艇で来た人間たちは
離れ小島に閉じ込められた
20年前の最終戦争の生き残りを
数限りなく発見したと思われる。
そのほとんどが言葉を失うほど
野生化、原始人化していた。
そんな様子がこのセリフからわかる。

おじいとモンスリーは激しく言い争う。

おじい「おまえたちはまだこんなことをやっているのか⁈
銃などを振り回しおって、
お前たちはあの大変動に何も学ばなかったのか⁈
その考え方が世界を滅ぼしたんじゃ!
それが分からんのか!」

子供向けアニメとして正論をぶつける。

モンスリー「戦争を引き起こしたのは
あの時、大人だったあなたたちじゃないの!」

おじいはそれを言われて絶句して言い返せなかった。

モンスリー「私たちはまだ子供だった。
子供が生き残るためにどれだけ苦しい思いをしたか
あんたに分かる?
戦争を引き起こしておいて
勝手に野蛮人に成り下がった
無責任な大人のくせに。
あんたに偉そうなことを言う資格は
どこにもないわ!」

おじいは本当に絶句する。

おじいは言い負けてしまった後に
小屋にあったロケットランチャーを
持ち出してしまう。

お前たちは戦争から何も学ばなかったのか⁈
武器なんか振り回しおってバカモノ!
と説教したら戦争の時、子供だったモンスリーから
バーンと言い返される。
それでも、コナンと匿っているラナのために
追い返さなくてはいけない。
おじいは相手よりもさらに強力な武器を持ち出して
脅してしまう。

結局、武力で脅す相手に対して
武力で脅してしまったのね

ここらへんの葛藤。
人間は何も変わっていないという絶望感が
この1シーンで出ている。

おじいは20年間、仲間が次々と死んで
孤独だった。

孤独だったから、まだ人間がいた。
飛行艇が残っていたことが
あんなに嬉しかったのに、
孤独の方がマシだった。

だからおじいは「お前たち出ていけ!」という。

このときのおじいの辛さ。
まだ俺は孤独の方がマシだった。
このあたりが第1話のドラマ的な見どころ。

他にも紹介したいことがあるけれども
そちらは「限定(配信)」で語る。

紹介していた内容を
グラレコでまとめられていた方のツイートです。

第2話の見どころ

2008年の最終戦争
石垣を作るシーン
石垣が封印されたシーン
お墓に話すシーン

個人的にブスラナ事件は正直、気にならなかった。
目が覚めたら、目の前にサメがいて
本当に驚いたのだろうし、
そういう描写だと感じたので、
変だとは思わなかった。

ただ、このようなツイートもあるので
取り逃がしてしまった視聴者も多かったでしょうね。

おじいの顔の描写もそうですが、
アニメーターによって
同じ人物でも表情や描き方が
変わるのは面白いと感じました。
今までそんなこと気にしたことがなかった。

おじいが相手よりも強い武器を出して脅してしまうのは
なんとも物悲しい。
でも、指摘されてはじめて気づく。

主な出来事
  • 飛行艇でコナンが格闘するも海に落ちる
  • のこされ島へ漂着し、おじいのもとへ
  • おじいが20年前から今までのことを聞かせ
    島から旅立つように言い、息を引き取る
  • 飛行艇が傷つけられたので途中でバラクーダ号という船に乗せてもらう
  • おじいのお墓をつくり、ラナを探しに島を出る準備をすすめる
  • 船の設計を考えるコナン
  • 完成した船でのこされ島を旅立つ

ファルコの描写の細かさ。

アクションシーンは今見ても面白い。
コナンの足の握力の強さは
この後も活躍する。

泉があることを音で気づかせる演出。

おじいはいずれコナンが一人になることは
分かっていたが、
想定外の出来事で突然やってきてしまった。

おじいが無くなった悲しみを
泣きじゃくりながら
岩を叩きつけることで表現する。
回想シーンとか入れていない。
これはかなり独特な表現では。
野生児ぶりや怪力ぶりを表現したかったからなのか。

バラクーダ号初登場!

ダイスとモンスリーのやりとりが
ストーリーが進むにつれて変わっていく。

ダイスの声(永井一郎)がドンピシャ。
この後の宮崎駿作品で欠かせなくなってくる。

時代が変わっても
船の出港シーンは新しいことが始まる期待感が
自然と高まる。

お品書き
  • ウシロダさんのグラレコ紹介
  • コナンの本当の父親はおじい説
  • ジムシーにはおじいがいなかった
  • ロボノイド
  • ジムシーの弓は和弓
    (アーチェリーではない)
    ちゃんと弓返りも表現している

なるほど!!
コナンの本当の父親がおじい
というのは十分あり得る!
(指摘されるまで気が付かなかったけど。)

あの無人島の過酷な環境で
生き延びていくのは相当タフな人でないと難しい。
水や食料などの衛生環境も良くなかっただろうし、
ましてや十分な医療設備もない場所での
出産となるとかなりのリスクと負担を強いられた。
実際、おじい以外の8人の乗組員とコナン以外に生まれた子供は
みんな死んでしまったことからも
おじいは過酷な環境に耐えられる遺伝子や体質を持っていた
可能性は高く、
島で生まれ育ったコナンの強靭な肉体を考えても
おじいの遺伝子を受け継いだ息子だと考えても不自然ではない。

また、9人の男女しかいない世界で、
従来の結婚制度を踏襲する必要性はなく、
また、9人だけの環境という部分で
人間関係のストレスは計り知れない。
このような環境のなかで、
固定のカップルという形態は
表向きはとっていたようだが、
カップルの相手意外とそういうことがあったとしても
不思議ではない。
おじいも実は「この子は自分の息子なんだ」と
内心わかっていて付き合っているのではないだろうか。
だからこそコナンに対する愛情を注ぐことができるのではないだろうか。

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