岡田斗司夫

【まとめ】岡田斗司夫から学ぶ「風の谷のナウシカ」【映画・マンガ】

岡田斗司夫

風の谷のナウシカは宮崎駿さんが
原作・脚本・監督を務めたアニメ映画です。

この映画は当時大きな話題となり
天空の城ラピュタ、魔女の宅急便など
スタジオジブリを代表するアニメが
生まれていきました。

岡田斗司夫さんのYouTubeチャンネルでは
風の谷のナウシカの解説動画を
たくさん公開されています。

映画版の風の谷のナウシカの深い読み解き方、
元ネタとなった作品、隠された設定など、
普通に見ているだけではわからない
制作者側の小さな意図を感じ取ることができます。

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頭の回転が速い人の話し方

On Your Mark完全解説

この記事を書く目的

この記事は
岡田斗司夫さんが動画内で発言した内容に
引用や参考資料、関連資料、作品名をなどを補足するために
書かれています。

岡田斗司夫さんの膨大な知識量を元に語られる内容を
より深く理解するために
こちらのページで少しでも補完できれば幸いです。
可能であれば有料限定コンテンツの視聴もおすすめいたします。

ご関係者のみなさまへ
表現や内容で、もし気になる点や問題点が
ございましたらお伺いさせていただきます。
お手数でございますが
フォームにてご連絡いただけば幸いです。

読者の方で
もし、どうしても気になることが
ある場合はフォームから
優しくご連絡いただけると助かります。

 

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宮崎駿が感動のラストを全否定!〜ナウシカ完全解説(1)漫画原作の真相編

ユーラシア大陸の西のはずれに発生した産業文明は
数百年のうちに全世界に広まり
巨大産業社会を形成するに至った
大地の富をうばいとり大気をけがし
生命体をも意のままに造り変える巨大産業文明は
1000年後に絶頂期に達し
やがて急激な衰退を迎えることになった
「火の7日間」と呼ばれる戦争によって都市群は有毒物質を撒き散らして崩壊し
複雑高度化した技術体系は失われ
地表のほとんどは不毛の地と化したのである
その後産業文明は再建されることなく 永いたそがれの時代を人類は生きることになった

本書より引用

著者:宮崎駿

映画版と解説版の違い

こちらはマンガ版の風の谷のナウシカの解説です。
全部で7巻あります。

世の中的には映画版のナウシカの方が圧倒的にが有名です。

ところがマンガ版は映画版とはかなり
ストーリーが奥深い。

このマンガ版と映画版の違いは何なのか?

岡田さんはこう語ります。

岡田氏「マンガ版が歴史そのもの、ならば
映画版は某局の大河ドラマ」

という絶妙な例えをしている。

映画版の出来が良すぎるがゆえに、
マンガ版に流れる人が少なかった。

確かに!
映画(約2時間)のサイズに
うまくまとまった。

クシャナは映画版では愚鈍な悪役に甘んじたけど、
マンガ版では第二の主役ともいえるし、
チククやチヤルカ、神聖皇兄などの
映画では出てこない。

宮崎駿は実は映画版のあのラストに納得していないらしい。
ただそれには深いわけがあり…
カリオストロの城の不入りで5年も干されて
ようやく巡ってきたチャンス。
ヒットさせなければならず、
高畑勲、鈴木敏夫に説得され、
一般ウケしやすいラストに変えたらしい。

そしてそのことを長く悔いている。

風の谷のナウシカを語る上で外せない
ナウシカ制作までの宮崎駿敗北の歴史から振り返っています。

ナウシカの歴史(ナウシカが始まるまでの宮崎駿の敗北の歴史)

太陽の王子ホルスの大冒険(1968年)

太陽の王子ホルスの大冒険から語るのがすごい。

この作品を知っている人は
どれぐらいいるのかしら?

リアルタイムで見ていた世代にどれぐらい記憶に残っているのだろうか?

宇宙戦艦ヤマト 大ヒット(1974年)

生産を描かずに戦争(消費)だけを描くアニメ

アルプスの少女ハイジの裏番組だった
宇宙戦艦ヤマトに敗北。
宮崎駿にとって2度目の敗北。

未来少年コナン(1978年)

良いアニメを作ったが、
状況をひっくり返す出来事。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」の大ヒット。

こちらの方がヒットし、またもや敗北。

宮崎駿はそれでも挫けなかった。

ルパン三世カリオストロの城(1979年)

徹底した娯楽作。

1960年代後半から1970年代前半に
学生?運動を熱心にしていた人たちは
「どの方向に行っても
社会を変えられないなら
その社会から逸脱しよう」
という思想に動き出した。
ヒッピーと呼ばれる人たちの流れが現れ始める。

カリオストロの城を使ったがために
後に「紅の豚」を作らなくてならなくてはなるが、
それはまた別の機会に。

ところがまたもや機動戦士ガンダムの大ヒットにより敗北。

風の谷のナウシカ マンガ連載開始(1982年)

風の谷のナウシカの時代背景、元ネタ

アニメ界から干されるも同然のような状況になり、
徳間書店アニメージュ編集長から
マンガの連載を持ちかけられる。

「俺は動かすのは出来るけど
マンガを描く才能はそんなにない」

ということを言ったらしい。

気長な説得にあって、ついに
風の谷のナウシカのマンガ連載が始まった。

ユーラシア大陸の西のはずれに発生した産業文明は
数百年のうちに全世界に広まり
巨大産業社会を形成するに至った
大地の富をうばいとり大気をけがし
生命体をも意のままに造り変える巨大産業文明は
1000年後に絶頂期に達し
やがて急激な衰退を迎えることになった
「火の7日間」と呼ばれる戦争によって都市群は有毒物質を撒き散らして崩壊し
複雑高度化した技術体系は失われ
地表のほとんどは不毛の地と化したのである
その後産業文明は再建されることなく 永いたそがれの時代を人類は生きることになった

本書より引用

著者:宮崎駿

巨大産業文明は18世紀に半ばに
イギリスで始まった「産業革命」。

産業革命は同時に大衆文化と消費社会を生み出した。

ローマ時代も消費社会によるデッドエンドがあった。

森林を伐採してそれを薪にしたり、建築物にした。

人口が増えすぎて木の伐採速度が
木の成長速度を上回ってしまった。

膨らんでいく人口と
それを支える資源とのバランスが悪くて
暗黒時代に入っていく。

産業革命をベースとする大衆文化と消費社会が
合わさった世界は
地球の全員が豊かになろうとして
消費社会をしているので
破滅が見えている。

地球は消費する、汚染され尽くされる。

ナウシカはそこから千年後の世界なので
大体28世紀ごろを生きている。

腐海では猛毒の菌類がはびこっている。
でっかい蟲がいるという世界。
この異世界感を作った。

この異世界感の元ネタがある。

元ネタの一つと言われている。

ナウシカを見たら「すげぇ!」となるけれども
当然、先人たちのやってきた色んなイメージが
上手く重なっている。

映像的なイメージは1961年のモスラ。

1996年にモスラをリメイクしたり
ゴジラ映画の中でモスラを正義の味方みたいに描いている。

宮崎駿がまだ仕事もあまりなく、
東映に就職しても労働運動ばかりやっていた。
ある日、渋谷の映画館で一人でモスラを見た。

モスラはかなりデカい昆虫。
写真を検索すると3階建てのビルよりも大きいことがわかる。

これが王蟲の元ネタになった。 

円谷英二先生のモスラの着ぐるみは
2メートルぐらい。
長さが10メートルぐらい。
7,8人で動かしていた。
世界の怪獣映画の中でも最も大きい怪獣。

これぐらいのスケールで着ぐるみを作らないと
迫力のある特撮はできなかった。

この巨大な怪獣が渋谷の街を破壊するシーンを
宮崎駿は見た。

「さっきまで見ていた町が(映画で)破壊されて
また見終わって外に出たらまだ街があったので
ホッとした。」

という感想が多かったらしい。
当時はかなり驚きを与えた様子がうかがえる。

第一巻のイメージ元
  • 小説「地球の長い午後」
  • 映画「モスラ」

モスラという巨大な芋虫が
都市を破壊する。

宮崎駿が
「自然が人類に復讐するんじゃないのか?」
「もう人類は終わる種族なのかもしれない」
という未来少年コナンのころから持っていた想い、
恐怖感もない憧れみたいなものが合わさって
ナウシカができた。

第一巻のダイジェスト

ナウシカの世界では産業文明が崩壊して
火の七日間戦争を経て1000年後。
風の谷の族長の娘であるナウシカに
トルメキアの王様から招集状が届く。

トルメキアという軍事大国と
風の谷や辺境諸国(ペジテなど)は同盟を結んでいた。

この同盟諸国が有事の際、
つまりトルメキアが戦争する場合は参加する
という契約を結んでいた。

風の谷の自治権と引き換えに召集に応じて族長が参戦する
という契約になっている。

日米安保条約、集団的自衛権

と考えるとわかりやすい。

どっちかの国が襲われたら、その国が補償するといいながら
実は辺境諸国が襲われて戦争や危機になることはほとんどなく、
実はトルメキアみたいな巨大な国が
自分の国の国益のために戦争を始めて
そこに巻き込まる、
というのが風の谷の立場。

ナウシカの父親ジルは寝たきりの状態。
ジルの子供は11人生まれたが
育ったのはナウシカ1人だけ。

風の谷も終わりかけている。
あと100年もかからないうちに
滅びてしまうだろう。
収穫される農作物も年々減っていき
人の体が石みたいにな
子供は生まれなくなり
生まれた子供も育たなくなっていった。

岡田氏「作品には描かれていないが11人の子供の中には
もしかしたら奇形児もいたかもしれない」

あくまで個人の推測ね

トルメキアはなぜ辺境諸国に召集状を出したのか?

宗教帝国「土鬼」(ドルク)へ侵攻計画を開始していた。
3人の王子と一人の王女クシャナを派遣していた。

工業都市ペジテはトルメキアと同盟を結んでいたのに
クシャナに突如、トルメキアに襲われる。
ペジテがトルメキアに内緒で巨神兵を掘り出してしまったから。

ペジテはその当時の世界の中では1000年前の産業文明を
僅かながらも残していた。

しかし、巨神兵の扱い方が分からず
いろいろと調査していた。
その中に秘石と言われる小さい石があった。
とある部分にはめ込んだら
胎動し始めたので、怖くなって外したが、
実は秘石は起動スイッチだった。

おそらく
トルメキアはスパイなど何らかの方法で
巨神兵の存在を知り、ペジテに引き渡し要求をしたが
ペジテはしらばっくれたので
王女のクシャナによって滅ぼされた。

1隻だけ船が逃げたけれども蟲に襲われ
風の谷の近くに落ちてしまった。
偶然発見したナウシカは
その船に乗っていた王女ラステルが死ぬ間際に
「兄のアスベルに私って欲しい」と
その秘石を渡される。

この物語は王女が3人出てくる。

  • 風の谷のナウシカ
  • トルメキアのクシャナ
  • ペジテのラステル

辺境諸国が招集したところへ
ペジテのアスベルの奇襲をかけ、
ナウシカはアスベルと共に
腐海の底へ墜落する。

実は腐海の底は
きれいな水と空気
マスクもいらない、
人間が生きていける。

ナウシカ「ひょっとしたら腐海という仕組み全体が
地球をもう一度きれいに再生してくれるんじゃないかしら
ハッピ~~」

というところまでが第一巻の内容。

アニメ化決定後

この第一巻ぐらいのところで
アニメ化が決定してしまったので
ここまでのストーリーで
映画版風の谷のナウシカを作り始めた。

第一巻、第二巻は調子がいいんですけれども
第三巻以降、宮崎駿は苦しい戦いを広げ
第七巻で驚きの風呂敷の畳み方。

創作物史上ということはないが
日本のアニメ史上、SF史上、
類を見ないエンディングに行く。

  • アイザック・アシモフのファウンデーション 銀河帝国興亡史
  • デューン 砂の惑星
  • 天空の城ラピュタ

そのあたりを入れ込みながら
ナウシカの後半を一気に語っていく。

第一巻に入ったところで終わったしまった

続きは有料版で見るしかないみたい…

注目ポイントは
映画版ナウシカがヒットした後に描かれた
第三巻以降の話。

ヒットしたことで
宮崎駿はアニメ監督としてだけではなく
自然主義者、エコロジーの象徴みたいな感じで
持ち上げられてしまった。

評価されたのだが
それをとても嫌がっていた。
「単なる自然万歳の話を描いたつもりはない!」
Ecoの人として扱われるのを嫌がった。
ナウシカの第三巻以降、大きく軌道変更する。

第三巻~第七巻でナウシカは
自然が素晴らしいなんて人ことも描いていない。
そんな安っぽいテーマの話ではない。

宮崎駿の10年がかりの大反論が語られている。

どれか一つを選べば後半を見ることができます。

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国宝級のお宝「王蟲の●●」〜ナウシカ完全解説(2)風の谷開拓史編

王蟲のセル画を実際に披露しています。
セル画を扱う時の岡田さんの緊張感が伝わってきます。
アニメ会社の人だったからセルの扱うのに手袋をして
丁重に扱っています。
それだけ貴重なものだとわかります。
素人だったら素手で雑に扱ってしまう。

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