【書評】サイコパス【中野信子著】

書評

あなたの知人でサイコパスはいますか?

それとも、あなたがサイコパスでしょうか?

世間を震撼させる事件が
明らかになることがあります。

サイコパスという言葉が
メディアを躍らせます。

あなたが抱いているサイコパスは
正しい理解でしょうか?
思い込みや偏見ではないでしょうか?

この思い込みや偏見を取り除くための本が

「サイコパス」

です。

この記事では「サイコパス」の紹介をします。

こんな方におすすめ

  • 自分や知人がサイコパスなのか知りたい
  • サイコパスとなる身体的な特徴を知りたい
  • 偏見ではなく正しい知識を得たい

この本の内容

一言でいうと何?

サイコパスの特徴と歴史がわかる本

  • サイコパス事件簿
  • 脳・身体的な特徴
  • サイコパスの能力
  • 成功者になるサイコパス
  • なぜ淘汰されずに生き残ったのか?

サイコパスの身体的な特徴

脳の特定の部位の体積や左右差があるとか
様々な脳の特徴にも表れていることが
わかってきています。
今後、さらに明らかになるでしょう

性格的な特徴として
不安に対して驚くほど感じないことが
わかっています。

ただの想像であり、
一片の知識でしかなかったサイコパスですが、
科学的な特徴が想像以上に記載されています。

サイコパスはなぜ生き残った?

また、このような特性を持った人が
進化の過程で淘汰されずに残ったのも興味深いです。
社会から排除され続ければ
淘汰されてしまうはずです。
なぜ、生き残ったのかを突き詰めていくと
実は「心のしくみ」「良心」につながっていきます。
実に興味深いです。

サイコパスにも成功者がいる

サイコパスの中でも
世間に評価されてうまくいく人と
犯罪に手を染めてしまう人と
2パターンに分かれます。

名前は上げませんが、
世界的に有名な偉人の方も
実はサイコパスなのではないか
と言われています。
興味があれば本書をご覧いただければと思います。

中野信子氏の経歴

脳科学者として有名な方です。
ホンマでっか!?TVなどに出演されています。

脳科学者/医学博士/認知科学者
東日本国際大学 教授/京都芸術大学 客員教授

経歴

1998年 東京大学工学部応用化学科卒業
2008年 東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了
2008年 フランス国立研究所にて博士研究員として勤務
2010年 帰国。研究・執筆を中心に活動
2013年 東日本国際大学客員教授、横浜市立大学客員准教授に就任
2015年 東日本国際大学教授に就任

現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある。

株式会社ビッグベンHPより引用

学者、研究畑を渡り歩いています。
扱っている題材がいじめや男女関係など
生活に密接な話題を扱っています。
脳科学の話題も脳の部位などは聞きなれない単語で
イメージするのが大変ですが、
まったくついていけなくなるほどではありません。

どんな研究をされていたか、その一端が分かる資料がこちらです。
学生時代の博士論文要旨

SNS関係

インスタをメインに情報発信しています。
投稿している内容は日記的な内容です。
日常生活が垣間見えます。

他の著書

ヒトは「いじめ」をやめられない

キレる!(小学館新書)

脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

レビューの評価

サイコパスは100人に1人の割合でいるらしいが、読んでみて自分はサイコパスのその実相をよく調べもしないのに差別的な感情を持っていたことを知った。同じサイコパスの中でも勝ち組と負け組とに分かれており、犯罪を起こすサイコパスがいる。けれどサイコパスの不安や恐怖を感じにくい性質が困難な状況にあっては未来を切り拓いてきた歴史もある。同じ時代に生まれた自分とは違う個性を、排除する方向じゃなくて個性として認めてサイコパスができるだけ犯罪を起こさないような社会づくりを目指してゆけたらいいという筆者の主張に共感。

読書メーターより引用

テレビで活躍中の脳科学者の中野信子さんが、どのような著作を書かれているのか知りたくて読みました。『サイコパス』と言えばドラマ『クリミナルマインド』を思い浮かべる。でも逮捕されるのは『負け組サイコパス』とのこと。法的にギリギリのところでブレーキをかけて普通に暮らしているのが『勝ち組サイコパス』有名な実業家や政治家にはサイコパスと疑われる人がいっぱいいるとのこと。あのマザーテレサのことさえサイコパスとする科学者もいる。100人に1人サイコパスはいるそうだ。中野さんの説明はとても分かりやすかった。

読書メーターより引用

「サイコパス」というと、どうしても凶悪犯罪のイメージと結びつけてしまうが、そんなに狭義な言葉ではないということを知る。僕自身は共感性は著しく低いし、感情よりも合理性で物事考える傾向が強いと自己認識しているけれど、100人に1人という稀少な「サイコパス」に当たるわけでもないようだ。ADHDなどと同じように、偏見を持たずに判断できる人間たるためにも知識として知っておきたい話題。

読書メーターより引用

少し世の中が怖くなってきた。脳と心の研究って、身も蓋もなくなるというか。例えばロマンスはロマンスのままであって欲しいなとは思うな。

読書メーターより引用

読書会のために再読。サイコパスとどう共存していくか、そのためにサイコパスとはどういう傾向を持った人なのかを知るために良い本だと思う。サイコパスなんて撲滅すべきという考えは現実的ではない。遺伝的な要素も大きく、全てを教育などで矯正できるものでもない。一方で普通では出来ないリスクの高いことなども出来るわけだから、うまく特徴を生かせれば本人も周囲もプラスになる。自分は、プライベートではなるべく関わりを持たず、仕事では必要に応じてお互いに協力出来るよう相手の発想を理解しようと考えている。

読書メーターより引用

偏見や差別をなくすためのサイコパスの知識を得ることが
有益だと考える方に読まれているようです。

読んだ感想

思っていたほどサイコパスはいない?

私たちが持っているサイコパスのイメージは
人の心を操り
猟奇的な殺人を繰り返し
見つからずに、
のほほんと生きている
そんなイメージでした。

変な人はいっぱいいました。
人のことは言えませんが。

ですが、幸いサイコパスっぽい人は
いないようだと感じました。
ひょっとしたら騙されているかもしれません。

一番、こういう人はいないなと思ったのは
不安を感じない、感じにくい
という特徴があると聞いたときでした。

イジメる人、
陥れる人、
言葉巧みに操る人、
攻撃的になる人、

いろんな人がいましたが
みな不安を感じる人たちでした。
むしろ不安を感じるからそのような行動をとっているので
これはサイコパスとはいえるような人たちではありません。
私もビビりで、不安を感じやすいです。

サイコパス対策が実現するのは、だいぶ先の話。

研究が進んで、
色んな事が判明しているようですが、
まだまだ、研究の余地がたくさんあり、
サイコパスであることをあぶり出すのが
難しいのが現状です。

そこが解決しても、
今度はどのような対処やプログラムをすれば
サイコパス犯罪を押さえることができるのかを
確立するのに時間がかかります。

そして、法律などで社会制度として導入できるのに
また時間がかかるでしょうから、
少なくとも私が生きているうちは実現しそうもありません。

自衛したくても、
巧妙に素性を隠すでしょうから
分かりようがありません。

こういう人たちが社会に一定の割合で
混じっていることを踏まえて生きていくしかないようです。

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他人を傷つけても平気な人たち: サイコパシーは、あなたのすぐ近くにいる

入門 犯罪心理学

サイコパスの真実

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