【マーケティング初心者におすすめ本】ドリルを売るには穴を売れ【書評&感想】

書評

マーケティングの仕事がしたい就活学生
マーケティング関連の部署に配属された会社員
個人ビジネスで売り上げを上げたいフリーランス

多くの方がマーケティングを勉強したいけど
何から手をつたらいいかわからない

そんな方におすすめの本が

ドリルを売るには穴を売れ

という本です。

知識がゼロの初心者の方にも
内容を基礎的な部分に限定し
そこに特化して書かれています。
そのためはじめて勉強する方にも
安心して読み進めることができます。

こんな方におすすめ

  • 知識0でも分かるようなマーケティング入門書が欲しい方
  • ブロガーやYoutuberやその他、個人事業主で売り上げをもっと上げたい方
  • 競合他社や同業者とは違う魅力を出したい方
スポンサーリンク

この本の解説

この本で得られること

  • 知識ゼロでもマーケティングの基礎のコアの部分を理解できる
  • ブロガーやYoutuberやその他、個人事業主にも応用が利く
  • 競合他社や同業者との差別化が図れる

この本の内容

モノを売るすべての人に向けたマーケティングの入門書です。
タイトルの「ドリルを売るには穴を売れ」とは、マーケティング業界でよく言わ
れる言葉で、「商品を売るには、顧客にとっての『価値』から考えよ」という意
味です。
本書では「価値」を切り口にして、売り方の基本を「あなたは何を売っているの
か(ベネフィット)」、「誰に売っているのか(ターゲティング)」、「あなた
の商品でなければならない理由はなにか(差別化)」「その価値をどうやって届
けるのか(4P)」という流れに沿って解説していきます。
また解説と平行して、新人マーケッターが閉店寸前のレストランを復活させるサ
ブストーリーも展開されているので、物語として楽しんで読んでいくうちに、解
説の内容がしっかり実感できるようになっています。

Amazonより引用

この本が出版された背景

2007年に出版。
13年も前に書かれた本です。
2007年のときの流行語大賞は
「(宮崎を) どげんかせんといかん」(東国原英夫)、
「ハニカミ王子」(石川遼)です。

iPhoneがアメリカで発売されたけど、日本上陸はその一年後です。
もちろんスマホはまだ普及前の時代
地デジとアナログ放送が同時にやっている時代です。
ライブドア事件、東京ミッドタウン開業、第1回東京マラソン、新潟県中越地震

ヒット曲

  • 千の風になって
    秋川雅史
  • Flavor Of Life
    宇多田ヒカル

  • コブクロ

ヒットドラマ

  • 華麗なる一族
  • ガリレオ
  • 花より男子2(リターンズ)
  • ハケンの品格

さすがに一昔前という感じですが、
内容を読んだ限りでは今の時代でも全く問題なく役立ちます
なぜなら原則論を中心に伝えている内容だからです。

知識ゼロでもマーケティングの基礎のコアの部分を理解できる

マーケティングはかなり奥の深い分野ですが
本書ではベネフィット、セグメンテーションとターゲット、
差別化、4Pの理解に内容を絞っていいます。
この言葉を理解することにだけ絞られているので
とても読みやすいです。

また例えによる説明が豊富でイメージしやすいです。
実際の会社の実例が多数載っています。
例えば、百貨店、ファストフード、パソコンなどの
戦略の相違や特徴などを紹介しているので
理解やイメージがとても速いです。

小説もあり、この4つの用語の理解が
別アングルの説明でも学ぶことができます。

250ページ以上ある本ですが
読み終えるまでかなり速いペースで
進めることができました。

マーケテイングのことを
全く知らない、
始めて勉強する、
難しくないか不安
という方にも安心して読むことができます。

ブロガーやYoutuberやその他、個人事業主にも応用が利く

この本でマーケティングの基本を知ることで
自分のビジネスモデルの不十分な点がわかります。

そもそも商品・サービスは顧客の何を満たすのか
人によって悩みや欲求は異なります。
ベネフィット、セグメンテーションとターゲット、
差別化、4Pの部分のどこかで
設定が甘い部分があったりします。
その部分を見つけ、設定していくことができます。

全ての人の欲求を答えるのは不可能なので
誰の悩みを解決するのか
競合他社や同業者ではない自分を選んでもらうために何をすべきか
商品・サービスから対価としてお金を得るまでの道筋ははっきりしているか

このあたりのことまで、
マーケテイングを勉強したことがない方が
こういう部分まで思いつくのは
かなり不可能に近いのではないかと思います。

この本でマーケテイングの基礎を知るだけでも
個人事業主としてのビジネスの設計を
大きく前進させることができます。

競合他社や同業者との差別化が図れる

差別化という言葉がよく聞かれます。
差別化するにはどうすればいいのでしょうか?

この本では差別化の軸として
手軽軸、商品軸、顧客軸
という3つの基準があると説明しています。

それを踏まえたうえで

全ての軸を満たすことは不可能

と断言しています。

なぜらな人・モノ・金の資源が限られているから。

それぞれの軸で、
薄利多売のビジネスでチェーン展開をする差別化もあれば
熟練の職人によるオーダーメイド制作をする差別化もあります。

有限の人、モノ、カネで
どちらも満たすような会社を運営するのは
物理的に不可能です。

競合他社との差別化とは軸を絞ること
と言っています。

この軸をどこに向けるかで経営する上で
あらゆる人、モノ、カネの割り振り方が自然と決まります。

差別化によって顧客にどんな価値を提供するのか
いいとこどりの中途半端ではうまくいきません。
それを決めるためには自分の強みを知ることが第一歩になります。

差別化を図る上で具体的に考えるポイントが
この本を読むと分かります。

著者・佐藤義典さんの経歴

早稲田大学政治経済学部卒業後、NTTで営業・マーケティングを経験後、MBAを取得。外資系メーカーにて、ガムのブランド責任者としてマーケティング・営業・開発・製造などを統括。その後、外資系マーケティングエージェンシー日本法人にて、営業チームのヘッド、コンサルティングチームのヘッドなどを歴任。2006年ストラテジー&タクティクス株式会社設立、代表取締役社長に就任。

ストラテジー&タクティクス株式会社HPより引用

自らの営業・マーケティングの現場経験、コンサルタント経験から、「戦術無き戦略は無力」「戦略なき戦術は場当たり的」であり、経営戦略を現場での実行まで落とし込むことが重要だと痛感。「戦略をカタチとして実現する」ことを理念とする経営コンサルティング会社、ストラテジー&タクティクス株式会社を東京都千代田区に設立、代表取締役社長として自らも経営を営む。グロービスにてマーケティングの講師も務める。

ストラテジー&タクティクス株式会社HPより引用

SNSなど発信媒体

公式サイト

Twitter、Facebook等はやっていないようです。

他の著書

マーケティングの専門家ですので
関連する書籍を多数出しています。

また、本書の続編にあたる
憂い会社のすごい仕組みも紹介してします。

売れる会社のすごい仕組み~明日から使えるマーケティング戦略

お客さまには「うれしさ」を売りなさい 一生稼げる人になるマーケティング戦略入門

白いネコは何をくれた?

読者の反応

マーケティング初心者へのオススメ本としてよく紹介される一冊。2006年発売ですが、マーケティングとはなんぞやという基本的な考え方について解説する内容なので、全然古さを感じませんでした。新人マーケター・うれたまちゃんの成長物語が並行して進むので、イメージも湧きやすい^_^

読書メーターより引用

会社の社長から譲り受けた一作目。 お店の販売なんて全く気にもしないで買っていたけどこういう仕事を始めた以上取っ掛かりになればと思い読んだ。 つい売り上げーとか安くしなきゃーとか言うことを考えがちだけど、そうではなくてもっと根本的な所を考えなければいつまでも売れる店、ではないんだなーと思った。 これを企画して実践するというのはなかなか難しいことだけど、まずは今やってる仕事を自分なりにアレンジして(そういうのも大いに認めてくれるいい会社なので)、行っていって、自身を成長させていけたらと思った。

読書メーターより引用

マーケティングの入門書。マーケティングの基本についてかなりわかりやすく書かれている。理論だけでなく物語形式の進行なので、堅苦しくないのも良い(ただこれは人を選ぶかもしれないが)。あくまで入門書なので基本的なことしか書かれていないが(内容はベネフィット、セグメンテーション、差別化、4Pについて)、結局基本が一番重要だったりする。入門者だけでなくマーケティングに関わる人全員におすすめできる本。ただ2006年の本なので、情報や数字が少し古いのには注意が必要。

読書メーターより引用

感想

この本を読んだ理由

こちらの本はこの動画を見て購入を決めました。

【第1回】ブログで使えるマーケティング講座「ベネフィット」と「ERG理論」【見るだけで差が付きます】

本書の内容を元に
ブログの執筆にかみ砕いて解説している動画です。
この動画をみて、
「マーケティング、勉強しなきゃ!」
と思った次第です。

多くのブロガーの支持も集めている本です。

この本から感じたこと

  • キャストで働いた経験から語るTDRマーケティング
  • 写真撮影のマッチングサイトでプロフィールに何を書けばよいか
  • 値決めは最大の覚悟と度胸の決断

キャストで働いた経験から語るTDRマーケティング

TDRでキャストとして数か月働いていたことがあります。
(配属はホテルでしたが、同じグループ会社がやっています)
学生時代ではなく、脱サラ後です。
TDRがどんな会社なのかキャストの立場として知るのもいいかな
と思って挑戦してみました。

働いてみた感想なのですが、

  • かなりシステマティック
  • キャスト一人の労働効率を
    極限にまで高めている

早番、昼番、遅番のそれぞれ
これをやって
あれをやって
というルーティンがかなり細かく決められています。
そしてそれをタイトな時間でこなさないといけません。

そのためか雰囲気が、中々すごかったです。
とあるポジションの方々は
かなりのピリピリっとした職場の空気でした。
極限まで効率を高めていますので
トラブルなく終わったとしても
ピリピリっとしていて
なにかトラブルや粗相が起ころうものなら
さらにさらにピリピリっとした空気になります。
運営に関してはガチガチに固められています。

この本のTDRのマーケティングや戦略の部分を読んで
商品軸に強みをおく職場の現実が
システマティックで
極限まで高めた労働効率だったのかと
しみじみ感じました。

プロフィールに何を書けばよいか

仕事を頼みたい人と仕事を受けたい人の
マッチングサイトは数多くあります。

私は以前、写真を撮る仕事をしていたので
マッチングで写真撮影(主に七五三、お宮参り)の
お仕事を受けていました。

たくさんのカメラマンが表示される中
自分を選んでもらうために
プロフィールはめちゃくちゃ気合を入れて
書かないといけないです。
ですが、何をどう書けばいいかよくわからず
だいぶ空回りをしていたこともあります。

この本を読んで、

ああそういうことか

と納得するばかりでした。

顧客にいいと思わせることも書いているのですが、
それを書いても何の意味もないことも書いていました。
このあたりの判別や
何を書き加えればいいのか
何を伝えればいいのか
「なんとなく」としかわからなかったのです。

カメラマンのようなフリーランスも
マーケティングは勉強しておかないと
その他大勢のカメラマンとして埋もれてしまいます。
商売する人はマーケティングは必須科目です。

あの時に勉強しておけばよかったなと感じました。

値決めは最大の覚悟と度胸の決断

フリーランスをやると、
一番判断に迷うのは「値段の設定」です。

業務委託は発注側が決めた値段に従って
働くのですが、
自分で受注した仕事は
価格交渉をしないといけません。

これが迷う迷う。

初期のころにありがちな
安すぎる値段で請け負ってしまう。

値段を決めるときに
この本に書いてある
ベネフィット、ターゲット決め、
差別化、4Pをトータルで考えて
はじめて値段が決まってくるので
当時はビジネスの設計が甘かったのだなと
改めて感じました。

まとめ

  • TDRのマーケティングはめちゃくちゃ計算されている
  • 写真撮影のマッチングサイトでプロフィールに何を書けばよいか
  • 値決めは最大の覚悟と度胸の決断

この本を読んで、過去の出来事に
想いをふけることが多くありました。
ビジネスというのは奥が深いです。
でもビジネスをやる人は少数なので
自分で勉強する部分が多数あります。
マーケテイングについて
しっかり勉強する機会やきっかけができたことは
本当に良かったと思います。

他書のおすすめ

マーケテイングを学ぶ本として
人気のある3冊を選びました。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方

確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

 

タイトルとURLをコピーしました