【大愚和尚の一問一答】「怒り」を「力」に【アンガーマネジメント】

大愚和尚の一問一答

「大愚和尚の一問一答」の記事を書く目的

必要とされる方への橋渡し

YouTubeは解決したい、知りたい目的の動画を探すのに不便
過去にあの動画をもう一度見たいと思っても
どの動画だったか分からなくなる時があります。

過去にあの事を話していたのを
もう一度聞きたいと思っても
会話の内容までは検索機能が及ばず
膨大なコンテンツから探せないことがあります。

YouTubeは特に目的もなく
「何か面白い動画ないかな」
という心境で見るのには
とてもいいプラットフォームです。

しかし、順番通り系統立てて視聴したり、
特定の分野だけを視聴したいときには
あまり得意ではないプラットフォームです。

もちろん、再生リストという機能がありますが
事足りているとは個人的に感じてはいない部分があります。

以上の観点から、
誠に勝手ながらテキストと当方の主観や感想を
混ぜた記事で検索されやすい記事になればと考えています。
それによって動画への認知につながり
救われる方へ繋がればと願って書いています。

自分自身の心の整理

自分ごとの目的で申し訳ありません。
生きていていろいろと浮いたり沈んだいるすることもあり
過去の自分を大愚和尚の動画で
振り返り、検証をさせていただいていることが多いです。
思考の整理をさせていただくために
まとめています。

多少の主観や感想も語らしていただいております。
私なりに何かの役に立てばと思って記述しております。
もし感想や当方の考えに共感が持てなければ
退出されることをおすすめします。

ご関係者のみなさまへ
表現や内容でもし気になる点や問題点が
ございましたらお伺いさせていただきます。
お手数でございますが
フォームにてご連絡いただけば幸いです。

読者の方も
もし、どうしても気になることが
ある場合はフォームから
「優しく」つぶやいていただけると
助かります。

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怒りの相談

「怒り」を「チカラ」に転換する方法

「怒り」を「チカラ」に転換する方法〈その1〉
「怒り」を「チカラ」に転換する方法〈その2〉

ご相談内容

相談の要点

  • 50代男性からのご相談
  • 報復とか復讐って罪なんでしょうか?
  • やりたい放題職場でいたぶられて働いてきた。
    体に自律神経の失調が現れもう限界
  • 転職エージェントに相談し
    転職先が見つかった
  • このまま私自身がここから解放されることで
    良しとするべきか?
    自身の不利益を覚悟で公に声をあげるべきか?

報復とか復讐って罪なんでしょうか?

さんざん理不尽な仕打ちを受け
人間の尊厳を踏みにじられ
やりたい放題職場でいたぶられて
働いてきました。

耐え忍んで働いてきましたが
体に自律神経の失調が現れもう限界です。

すがる思いで転職エージェントに
相談したところ転職先が見つかりました。

歴代の先輩方も痛めつけられ
離職に追い込まれた経緯は聞いています。
私自身もこの数年で何人もの離職者を見ています。

このまま私自身がここから解放されることで
良しとするべきでしょうか?
自身の不利益覚悟で公に声をあげるべきでしょうか?

こういう場合、人として泣き寝入りするべきか?
後輩たちのために何かできることをすべきか?
決めかねています。

どのように行動するべきでしょうか?

話を聞いている限り
すごい職場ですね…

そこまでひどい
状況なのかしら…

でもやめた後だから
余計なことはしない方が…

貪瞋痴(とんじんち)

はじめに申し上げたいことなんですけれども
素晴らしい体験を相談者はされているなあ
ということを
まず自分に言ってあげて欲しいですね。

私は、俺は
すっごい体験をしているんだ
すごいことを経験している。

よく私もこのビデオの中でも話すのですが
仏教の言葉に三毒という心の毒ですね。
人間を蝕んでいく猛毒として三毒ということが
繰り返し繰り返しお釈迦様の教えの中で
出てきます。
その三毒というのは
貪瞋痴(とんじんち)
という3つの感情なんですが

貪というのが貪り
瞋というのが怒り
痴というのが迷いとか愚かさ

ということなんですけど
その三毒、猛毒のうちの瞋という怒りですね。

まさにこの相談者は今
この瞋という怒りというものを
強烈に持ってらっしゃるという
素晴らしい体験をしてらっしゃいます。

人間が持っている様々な感情
というのがありますよね。
当然今そのポジティブな感情とかね
プラスの感情とかマイナスの感情ということが
言われますけれども

相談者が今感じている瞋ですね
怒りというのは人間が本来動物として持っている
欠かせない感情
それもものすごい意味のある感情。
だから私たちの中に備わっているんですね。

ただ問題は何かというと
この瞋という怒りの感情に関しては
きちんと親からも教えてもらったこともないし
学校の先生にも教えてもらったことがないし
その誰もが持っている
それでいてものすごいとてつもない
強力な強烈な感情というものを

どのようにして自分の中で処理をして言ったらいいのか
それと付き合ったらいいのか

ということは不思議なことに
教わったことがないんです、きちんと。

この瞋という感情を
仏教ではきちんと教えてます。

被害妄想の場合もあるので念のため説明

会社がね今ブラックとかいろんなことを
言われますけれども
相談者のお勤めになっている会社が
どういう仕事をしていて
どういうことが具体的にその散々な理不尽な
仕打ちというのが
具体的にどういうことなのか
まったくここには書かれていないので
それがどういうものであったのかは
ちょっとわからないですけれど

上司であったり会社が
理不尽な仕打ちという風にして
意図的に相談者、ならびにその会社の社員さんたちに
そういうことをしているのであれば
それはもう大問題ですね。

ただ相談者それからその他の方々が
もう理不尽で散々な
尊厳を踏みにじられるような
そういうことをいたぶられて
とかいうことをですね
勝手にそう解釈しているという文化が
社員の中である
実際そういう会社もあるんですよ。

そういうところもあったりするので
これは一概に会社が悪いとか
相談者がいいとか悪いとか
という話はできないんですけれども

時々あるんですよ。
会社とか上司にこんな仕打ち受けてますって
具体的にどうなんですか?
どういうことを言われたんですか?
どういうことがあるんですか?
ってお聞きすると

それは私も社長だったらやるかな

と思うようなことも
ご本人がものすごいマイナスの仕打ちというか
ひどい仕打ちを尊厳を踏みにじられて
っていう風にして
一方的に怒っている場合があるんです。
未成熟なゆえに。

「そんなの、そこで理不尽っていうんだったら
何にも仕事できないよ」
という場合もあったりします。

ただ、一応ですね
会社の方でそういった理不尽なことを
受けている。

相談者のご質問の本題へ

そして相談者が一応良識のある社会人として
まあ散々な目に会社で遭ってきた
ということを前提にして

さてその怒りどうするべきか

もう転職先も決まったことですし
どうしたらいいか
ということなんですけれども

先ほど仏教の言葉で
瞋という怒りという
人間が最も最も気を付けることの一つ
であるというその毒のね
三毒のうちの一つ

猛毒の感情の瞋ということが
コントロールすべきものだよ
ということを手放すべきものだよ
ということが仏教で語られるという話を
したんですけれども

なぜ瞋という力を
怒りというものをですね
自分の中で増幅すべきではないか

ということを仏教が言っているのか
と言ったら、

ひとつはとてつもないエネルギーだからです。
ものすごい強烈なエネルギーだからです。

相談者が今感じていらっしゃる
この会社に対しての怒りね
このような強烈なエネルギー
たぶん寝てても何をしてても
どっかでその怒りがずっとあると思うんですね。

それだけ強力なエネルギーをもって
自分が声を上げて後輩たちのために
自分の不利益を被ってでも
会社に対してモノ申す
という行動に出ようかっていう
自分が盾になってでも
その他苦しんでいる人を救おうって

かつてこのような思いをもって
立ち上がろうとするような
エネルギーが相談者の中にあったでしょうか?

誰かを愛するということにおいて
何か社会を変えていこうと思うことにおいて
自分がもちろん経験なさったということを盾に
自分が嫌な思いをしてまでも
この怒りというものを
不利益というものを原動力に
自分の不利益を被ってまでも
何かを社会に対して
会社に対して
自分より大きな力に対して
モノ申そうっていうような
気持ちになったことがかつて
あるでしょうか
ということなんです。

だから私はものすごい経験をなさっている
という風にして思っています。

私は怒りとか憎しみとかっていうのは
すごいピュアな感情だと思っているんですね。

いいとか悪いとかっていう判断の前に
人間が持っている非常に素直な
感情だと思っているんです。

だけれどもこれを仏教ではなぜ
毒として猛毒として教えているのか
と言ったら

この怒りというエネルギーは
原子爆弾のようなあまりに強烈な破壊力を
持ったものであるがゆえに
それを自分自身の中にとどめておいたときに
自分を蝕むからです。

行き場のない怒りというエネルギー
どこへ行っても忘れられないという
このエネルギー。

何をしていても心に張り付いて
頭に張り付いて
拭えないというこのエネルギー。

この強烈なエネルギーを
自分の中に保持しておくと
結果的にですね
自分の体が常に興奮状態になって
ふとそのことを思い出しただけで
歯ぎしりをしてしまったり
体にガーっと力が入ってしまったり
顔がゆがんでしまったり
言葉が荒くなってしまったり
心臓がドキドキしたり
手に汗をかいたり
体に対する反応は
もちろん自分の心もですね

もう転職が決まって
次のことも考えなければいけないのに
ご家族があればご家族のことも
考えなければいけないのに
自分の毎日の生活していく中で
自分の心の中の必要とするエネルギーの
大半を怒りによって占められてしまう
ということになるんです。

これは仏教では
怒りを捨てよ
ということを言う理由は
自分自身を傷つけるからなんですね。

誰かに対しての怒りを持っているということは
その相手を何か攻撃しているっていうのではなく
自分を攻撃するものになってしまう。

それはずっとキープしているんだから
それはあなたにとって得なことですか?
得じゃないことですか?
っていうことを考えたときに
すでにものすごい自分にとっての不利益になるんですよ。

ではじゃあ相手に対して
それをぶつけていく
これをですね。
今、相談者がもうそのことが起きてから
怒りの絶頂期というものがあると
思うんですけれども
これがですね。
もう一晩たち、二晩たち、三晩たち
1週間たち、結構経ってると思うんですね。

私に質問をくださってから
私が多くの質問の中から
返答としてピックアップして
こうしてお返しして
またこれが編集されて
皆さんの元に
相談者の元に届くという
タイミングまでに結構
時間が経ってると思うんです。

それでもなおかつ自分の中にね
会社に対して報復、復讐をしたいという
気持ちがあるのであれば

私は戦うか逃げるかといったら
カアーッとなったときの
瞬間的な怒りに任せての報復っていうんだったら
多分ろくなことはないんですけれど
いまだに忘れられない
一晩二晩三晩経っても忘れられない
という報復だったら
私は戦っていいんじゃないかと思うんですよ。

ただね
私は戦ったら負けるの嫌なんです。
そうですよね。
やるんだったら勝てる勝負したい。
相談者もそうじゃないですか

なので処方箋と言いますか
相談者にはもしそのピュアな怒りが
本物であるんだったら
処方箋として
この怒りをもって
絶対勝てる戦い方とということを
今日は特別に伝授したいと思います。

とても危険なことなので
注意して聞いてください。

相談者への処方箋

処方箋です。

自分の中にかつてないほど
自分の不利益を被ってでも
そこまでしても許せないっていう
怒りがあるのであれば
消そうと思っても消えないんですよね。

それだけ強烈なエネルギーが生まれたのであれば
その強烈なエネルギーをもって
勝てる戦をしましょう。

その勝てる戦とはじゃあ何か
相談者が一人の成熟した
大人として
社会人として
力をつけることです。

私負けるの嫌なんですよ。
相談者もそうですよね。
相談者は今、
何に対して怒(おこ)っていますか?
何に対して怒(いか)っていますか?
何に対して戦いを挑もうとしているんですか?

戦うんだったら自分が戦う相手
というものをしっかり見定めなければいけない。

相談者が戦おうとしている相手は
その会社の特定の誰かなんですか?
その会社なんですか?
何なのでしょう

私は相談者に会ったことないけれども
はっきりとわかる。

相談者が叩こうとしている相手は
会社の特定の上司ではない
その会社でもない
そのような仕打ちを受けて
傷ついた自分なんです。

え?そうなの?

面白いもので
どんなにブラックと言われる会社に行っても
成り上がっていく人と潰れていく人がいるんです。

そうですよね。
悪い奴じゃなくても
その中で力をつけていく奴がいるんです。

会社は、その上司は
もう報復を受けてますよ。

もしその会社、上司が
本当のひどい人、ひどい会社であれば
そうですよね。

社員に愛されない会社というのは
いい会社じゃない。
それはもうこの時代、
いつかはダメになっていきます。

ダメになっているからこそ
もし本当にその社内のいじめみたいなことが
行われているのであれば
そのような会社の体質をもって作られた商品
そのような会社の体質をもって作られたサービス
というものは世の中に受け入れられていかないはずです。

会社をたたむ社長

だからこそいろいろなストレスの中で
その中でいじめが起きたり
訴えてやるぞっていうぐらいな
社員から報復を受けたりするわけです。

じゃあ、その会社自体はもうすでに
そして今後も延々にわたって
同じ体質を持ち続けるのであれば
何らかの不利益を被っているんです。

そこに対して相談者が今なんかしらのね
声を上げて自分の貴重な時間というものを
貴重なエネルギーというものを
その会社のために使うということほど
もったいないことはないかなと思います。

戦として非常に愚かな戦かなと私は思います。

だからこそ私はその怒りをもって
戦えばいいと思うんですけど、
戦うべき相手はその会社、
その特定の上司ではない
ということをいいたい。

力つけましょうよ。

相談者が今何かね
会社に訴えたところで
その会社変わるんですか、本当に。

変わるんだったらやった方がいい。
これまでもそうだった。
今もそう自分もそう、後輩も苦しんでいる。
だから相談者が声を上げる。
それが勝てる戦だったら
どうぞやってください。
私はそれもやったらいいと思う。

けれども自分が不利益を被ってまで
「今の」相談者が声を上げたところで
もしこれは勝ち目にないと思うのであれば
その転職した先で私は力をつけてほしいと思う。

 

それだけ後輩たちを救いたいと思うのであれば
後輩たちだってそんなに嫌な会社だったら
やめたらいいんですよ。
だけどそこにいるわけでしょ。

相談者も今まで特にやめてやろうと
思ったのかもしれないけれども
そこにいたわけですよね。

なぜかと言ったら
まだその怒りが沸点に達していないからです。

運よく転職が見つかったということは
相談者はおそらく
その会社を辞めてほかの会社に行っても
相談者の持ってるものを
求められているっていうことですよね。

だから次の転職が決まっていると思うんです。
そして社会人として力をつけて欲しい。

私たちが何か大きな体制を変えようと思ったときに
悔しいんですよ。
世の中に理不尽なこといっぱいありますからね。
国だってそうだしお寺の世界だっていっぱいありますよ。
腹立つこと理不尽なこと

だけれどもそこに対して
自分が今、何も力を持ってなくて
具体的な戦う術ももってなくて
争いを仕掛けるやりたければ
私はやってもいいと思うけれども
結果として大した結果に終わらない
というのが私の実感です。

かつて私も法的にそのほか、
様々戦ってきた経緯があります。
裁判というところにも絡んだ経緯があります。

実は今こうして私が
YouTubeでいろんなものを配信したりしているのも
誰にも遠慮なく誰にも文句言われることもなく
自分で本当に自分が皆さんに提供していきたいと思うことを
やるための力をつけたからです。

この動画一本撮るのに
細かく計算していくと
万単位でお金かかっているかもしれない。

それを自由にできる
それは私自身がちっちゃいですけれど
力をつけたからです。

だからこうしてお話が届けられる。
編集する人もいるし、
これを発信していくための
手続きもあるし
いろんなことがある

だけれどもそれは自分が力をつけていくことによって
破壊力のある発信というのができていくということです。

相談者がもし何か力をもって
勇気をもって多くの人たちの利益のために
声を上げたいと思うのであれば
しかるべき力とタイミングというのが
私はあるのかなと思います。

それが今なのかどうかということ
会社に対して直接誰かを名指しで
あるいは訴える、声を上げる
ということなのかどうか
それは分かりません。

様々な方法がとれましょう。
ただ不利益を被ってまで相談者が今
声を上げるということは
相談者にとって果たして
これは勝ち戦になるのかどうか?
これはよく考えられた方がいいと思います。

次の会社に行ってそして転職先で
まずきちんと認められること

もし私が新しい転職先の会社の社長であったら
相談者が前の会社に置いてですね
不利益というものに対して
喧々諤々やっているという
新しい転職者は
あまり受け入れたくないかもしれない

わかりますか
相談者の100%の力を
新しい会社で発揮して欲しいのに
前の会社の恨みというところに対し
戦っている相談者が来てもらっても
ちょっと困るというのが正直なところなんです。

前の会社には例えば上司にね
きちんとした形で自分が会社の中にいたときに
辛かったことお世話になったことを
給料いただいていたわけですから
お世話になったことを書いて
ありがとうございましたと
お礼と同時にですね

こういう部分というものに
実は自分はすごく疑問を感じていたとか
それを会社のために去るときに
きちんとご挨拶もし同時に会社にとって
私はもっとこういうところが改善されればいい
ということを声に上げて
そしてそれを改善していくということに
繋がっても繋がらなくても
どうしても我慢できなかったら
会社の社長さんに対して
お手紙を書いて丁寧にお手紙を書いて
大人の対応でやめていかれる。

まあそんな程度に私だったらとどめるかも知れない。
その上でその次の会社にもう
その怒りというものエネルギーが強大であるがゆえに
強力であるがゆえにその力を新しい会社に
その次のその怒りを転換していくということです。

これができたらものすごい力を多分
相談者は発揮されると思います。

「怒り」を「プラス」に転換した例

例① 道元禅師

2つ例を上げたいと思います。
よく私が名前に出す道元さんという
曹洞宗の開祖ですね。

道元

道元という方がいらっしゃるんですけど
この道元という昔お坊さんがいらっしゃった。
このお坊さんの例を出そうと思います。

怒りというものを
プラスに転換した例ですね。
次のエネルギーに変えた2例です。

一つはその道元禅師の話なんですが
この道元様という人は
中国へ若くして渡ったんです。

日本の中で自分が師匠として
学びたいと思う人がいなかった。

そこで時の大陸ですね中国にわたって
そこで中国中を歩いて
自分の師匠となるという
お坊さんを見つけて歩いたんです。

当然行ったばかりであまりよくわかりませんから
最初にですね何千名という僧侶の方が
修行しているという大きなお寺に入った。
修行に入った。

そこでですね、ものすごいいじめにあったんです。

当時の中国というのは
今の日本なんて言うのは
本当に虫けらみたいなもので
世界の文化の最先端を行ってた国だったんですね。

そこへですね本当にこう
日本というちっぽけな国から来たという
そのお坊さんに対してものすごいいじめがあったりとか
ものすごいひどい体質があったんです。

そこで道元はどうしたかって言ったら
時の皇帝にですね
中国皇帝に手紙を書いているんですよ。

そしてその中で
「私は日本という国から命がけで
この中国にわたってきて教えを学ぼうと思って
このお寺に入った。
ところがこの中国有数の修行道場の中でね
こんなようなことが行われている
そこに幻滅した。」
っていうお手紙を書いたんです。

そしてそれを皇帝に出した。
そしたらその皇帝の方からですね
こんな恥ずかしいことはないということで
改善命令が出てお寺の中でですね
なんといろいろなことが改善されていった
ということを事例として作ったんですね。

道元さんは。
時にまだ20代です。
道元さんはね。

すごいなあと思うんです。
それはじゃあなぜできたのかといったら

それだけ道元という人の
日本人で中国語でお手紙を書くわけですから、皇帝に。

手紙が皇帝を動かすほどの力を持っていたということですね。
道元というのはそれだけの人物だったということなんです。

皇帝をも動かすその中国のトップというものを動かす
というだけのやっぱり力をもってたんです。

それだけの何か力を
持っていたんだろうね。

相談者は相談者が一つ書く手紙
相談者が一つ声を発する発言に
力をそこまで持っているでしょうか?

例② 中村修二さん

さて二つ目の例なんですけれど
これはついこの間、2014年に
青色の発光ダイオード
というものでノーベル物理学賞を取られた
日本人がいますよね
中村修二先生という
アメリカのカリフォルニア州にあるね
大学の教授の方なんですけど
新聞とかテレビとかでも騒がれているので
相談者もご存知かもしれませんが

この中村さんという方
メディアのですね
なぜまあそのようなねノーベル賞をとるような
開発というものができたんですか
というような質問に対して

原動力は怒りだって言ってるんです。

すごいこう色んな実験をして
いろいろな研究をしているという
研究者として
日本でずっと
日本の中にいらっしゃるときにですね
日本でずっと大学まで行かれて
もともと日本にいらっしゃった方ですよ。
だけれども就職した企業とかでですね。

やっぱりその研究の費用というものが
研究者としていただくわけですが
それをですね上司にですね
「お前は研究と言ってこんな金の無駄遣いをしやがって」
ということを研究者としてね
一生懸命研究してたのに
その研究がうまくいくことも
うまくいかないことも
お金に結び付くこともつかないことも
あるわけじゃないですか。

それに対して
研究者として一番屈辱的なことを
上司から言われたっていうのに対して
強烈な怒りを覚えたんです。
その強烈な怒りというものが
チックショー

っていうんで
そのあとですねアメリカにわたって研究をして
最終的にその発光ダイオードというものの研究開発
LEDですね青色LEDの開発というところに
結びついていくんですけれども

青色発光ダイオード

もうそのエネルギーというのは
どこから来たかって言ったら
世の中の幸福にしたいというような
幸せなエネルギーじゃないんです。

怒り、その屈辱とというものがもう原動力です。

今後もその怒りを胸にですね開発を研究を
続けていきますということを
おっしゃってましたね。

本当にそうなんですよ。
チクショー!と思って
バーンって殴ってスカッとしたところで
その強烈な怒りというのは
せっかくそれほど強烈な怒りを持ったのに
エネルギーが自分の中に湧いたのに
それはなんか違った形かなと
もったいない形かなと
というのを私は思います。

原子力爆弾でもそうじゃないですか。
あの原子力というものを憎き敵国の破壊するために
使ってみてください。
多くのものを失いますよ。
多くの後悔が残りますよ。
でもその原子力というものを
もしですよ人類が
何か人類というものを救うために
使えたら
素晴らしいことはないわけでしょう。

私も多くの体制に対して怒りを感じ
理不尽さを感じ今こうしてね
一問一答というものをやろうというところに
至った経緯もいろいろなことがあったわけです。

でも今思うのは
その大きな怒りっていうものが
あったから自分の今があるんだ
その怒りが大きければ大きいほど
必ずそう思えるときが来るんです。

ですからどうかね
その怒りのエネルギーの使い方を
相談者なりにもう一度吟味していただいて
どのような形でそれを自分の将来に
伝え繋げていくのか
社会人として怒りのエネルギーをもった時には
3段階ぐらいレベルアップするチャンスかなと
思っています。

ぜひね、この素晴らしい機会を逃さないでほしいんですよ。

勝てるか分からない戦のために
その貴重なエネルギーを使わないで欲しい。

貪瞋痴の瞋

自分を蝕む怒りはね
自分の肉体も精神も蝕んでいくだけ

強力なエネルギーを秘めた
力が今、相談者の中に渦巻いている。

さてこのエネルギーをどう活かしていくべきなのか
次の仕事に向けてそれを転換していくのか。

もうすでに辞める会社の過去の敵に対して
直接ぶつけていくのか知性のある人間として
成熟した大人としてより良い未来
相談者にとってのよりよい未来に向けて

この怒りのエネルギーせっかく手にした
この膨大なエネルギーというのを
どう使うか

あとは相談者が結論を
お出しになったらいいと思います。

どうぞどんな結果になっても
応援しています。

素敵な未来というものに
ぜひこのエネルギーをつなげていただければ
回答者としてこんなに喜ばしいことはありません。

頑張ってください。

大事なポイントをまとめると

  • 相談者は素晴らしい体験をされている
  • お釈迦様の教えの中で
    三毒とされる貪瞋痴(とんじんち)という教えがある
  • 貪というのが貪り
    瞋というのが怒り
    痴というのが迷い、愚かさ
  • 相談者は瞋という怒りの感情を強烈に持っている
  • 多くの相談の中には
    社員側が一方的に怒っている場合もある
  • ここでは相談者が良識のある社会人として
    散々な目に会社で遭ってきた
    ということを前提にして話をします
  • 猛毒の感情の瞋(怒り)は
    コントロールすべき、手放すべきと
    教えられている
  • 怒りはとてもなく強烈なエネルギー
    なので増幅すべきではない
    自分を蝕んでいく
  • 怒りを捨てるのは
    自分自身を傷つけないため
  • 戦うなら勝てる戦いかを考える
  • そのためには「力をつける」こと
  • もし勝ち目がないなら
    転職した先で力をつけてほしい
  • 力をつけることで
    破壊力のある発信ができる
  • 「怒り」を「プラス」に転換した例として
    道元禅師、中村修二さんをご紹介します
  • 道元は修行してた中国のお寺で
    激しいいじめに遭っていた。
  • そこで時の皇帝に手紙を書いて
    改善を訴えた
  • 皇帝はその手紙を読んで
    様々な改善がされた
  • その手紙は皇帝の心を動かすほどの
    力を持っていた
    それだけの人物であった
  • 青色LEDでノーベル物理学賞を受賞した
    中村修二さんも怒りをエネルギーに変えた
  • 中村さんはインタビューで
    原動力は「怒り」と答えていた
  • 上司から屈辱的な言葉を受け
    その怒りを原動力に
    その後、アメリカで青色LEDの開発に
    繋がっていった
  • 世の中を幸福にしたいという
    幸せなエネルギーではない。
    怒り、屈辱から生まれたエネルギー
  • 怒りによる膨大なエネルギーを手にしたのなら
    そのエネルギーをどう使うか?
    素敵な未来というものにつなげていただければ
    こんな嬉しいことはない

怒りの感情は
自分自身をどんどん傷つけていく。
だからこそその沸き起こったエネルギーを
どのように処理するかは
生きていくうえで
永遠のテーマなのかもしれません。
そのエネルギーがあるからこそ
何かを成し遂げられるのですね。
昔の怒りはいつまでも脳裏に残っていて
嫌なものですが、
それこそ何かをやり遂げる
チャンスなのですね

 

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大愚和尚の一問一答 相談内容別リンク集

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恋愛相談

不倫相談

人間関係の相談

友達関係の相談

公式ページなど

大愚和尚の一問一答/Osho Taigu’s Heart of Buddha

ニコニコ動画 大愚和尚『大愚道場』

オフィシャルサイト

大愚 元勝(大愚和尚)(@Taigu_gensho)さん | Twitter
大愚 元勝(大愚和尚) (@Taigu_gensho)さんの最新ツイート。弟子とこっそりはじめたYouTubeチャンネルですが、多くの方からの反響をいただき、YouTuber和尚と呼ばれる今日この頃です。皆さまが健やかに穏やかな日々を送れますように。合掌
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