【大愚和尚の一問一答】「眼施」「和顔施」を実践する【友達、人間関係】

大愚和尚の一問一答

「大愚和尚の一問一答」の記事を書く目的

必要とされる方への橋渡し

YouTubeは解決したい、知りたい目的の動画を探すのに不便
過去にあの動画をもう一度見たいと思っても
どの動画だったか分からなくなる時があります。

過去にあの事を話していたのを
もう一度聞きたいと思っても
会話の内容までは検索機能が及ばず
膨大なコンテンツから探せないことがあります。

YouTubeは特に目的もなく
「何か面白い動画ないかな」
という心境で見るのには
とてもいいプラットフォームです。

しかし、順番通り系統立てて視聴したり、
特定の分野だけを視聴したいときには
あまり得意ではないプラットフォームです。

もちろん、再生リストという機能がありますが
事足りているとは個人的に感じてはいない部分があります。

以上の観点から、
誠に勝手ながらテキストと当方の主観や感想を
混ぜた記事で検索されやすい記事になればと考えています。
それによって動画への認知につながり
救われる方へ繋がればと願って書いています。

自分自身の心の整理

自分ごとの目的で申し訳ありません。
生きていていろいろと浮いたり沈んだいるすることもあり
過去の自分を大愚和尚の動画で
振り返り、検証をさせていただいていることが多いです。
思考の整理をさせていただくために
まとめています。

多少の主観や感想も語らしていただいております。
私なりに何かの役に立てばと思って記述しております。
もし感想や当方の考えに共感が持てなければ
退出されることをおすすめします。

ご関係者のみなさまへ
表現や内容でもし気になる点や問題点が
ございましたらお伺いさせていただきます。
お手数でございますが
フォームにてご連絡いただけば幸いです。

読者の方も
もし、どうしても気になることが
ある場合はフォームから
「優しく」つぶやいていただけると
助かります。

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友達関係の相談

無財の七施

「奪って守る」のではなく、与え上手、与えられ上手になろう

ご相談内容

相談の要点

  • 50代女性からのご相談
  • 以前、和尚さんはジミー大西さんとさんまさんの
    (師弟)関係の話をしていた
  • あれは女性には通用しないと思っている
  • 私は口下手で要領が悪く、友達はいない
  • 女性間で有効な処方箋があれば教えて欲しい
  • 毎日、孤独感との戦い
  • 何かにすがろうとする自分がいる

一問一答を見て多くの人々が
同じような悩みを持っておられるのを知って
ビックリしました。
と同時に和尚さんの声を聞いて
私も涙が止まりません。

以前、和尚さんはジミー大西さんとさんまさんの
関係を言われていましたが
それは男性の場合には適用できるけれども
女性間では通用しないように思います。

私は口下手で要領が悪いので
友達はいません。

女性の誰かが寄ってくるときは
物売りか宗教の勧誘か選挙の投票です。
物売りは特に特にたくさん来ます。

最初は付き合いで買っていましたが
あるとき利用されているだけだと気付いたので
買うのをやめました。
するとピタッと誰も寄ってこなくなりました。

女性間で有効な処方箋があれば
教えていただけませんでしょうか。

子供もいないので毎日孤独感との戦いです。
仕方がないとはわかっていても
何かにすがろうとする自分がいます。
なかなか頭では解決できません。

よろしくお願いします。

お気持ちはよくわかります。
声をかけてくる人は
下心がある人ばかりで…

女の人間関係は
いろいろと面倒なのよね

四摂法(ししょうぼう)

相談者のご質問は少し言葉が足りないので
勝手に追加をしますと
人間関係が人付き合いが得意じゃないので
友達がいない。
なかなか人と関わりをうまく持てないがために
ずっと孤独でいる。
でも寂しいので誰か身近に友達が欲しい。
そのためにどうしたらいいか
ということなんだろうと思います。

短い悩み相談のメールですけれども
言葉の端々に相談者の問題があります。

例えば以前、和尚さんは
ジミー大西さんとさんまさんの関係を
言われていましたが
それは男性の場合には適用できるけれども
女性間では適用できないように思います。

これはおそらく以前、私がどこかの動画で
お笑いタレントのさんまさんですね。
いろいろ司会含めてテレビで大活躍なさっている
ロングセラーの芸人さんですけれども
さんまさんがジミー大西さんという
芸能人の方をとてもかわいがってらっしゃる
っていう話をしたことを見てね
ジミー大西さんって
どちらかというと器用な方ではないし
皆さんご存知だと思いますが
少しキャラ的にあのような方なので
でも決して器用ではない言葉も足りない
ジミーさんをさんまさんはものすごく大事に
大切になさっている
という話をしたんだと思うんですね。

今、相談者さんはそれに対して
そういうことは男性では起きるかもしれないけれども
女性にはそんないないように思います
ということなんですね。

私が話す場合、また仏教の中にある教えというのは
常に男とか女とかということを超えた
人間の普遍的な真理についての話しかないんです。

男の場合は、女の場合はっていう
ケースバイケースのことというのは
もちろんあります。
けれどももっとその男とか女とか
ということを超えた話
人間の根本に関する真理の話
そういう話が仏教の中では出てくるというよりも
お釈迦さまはそういうことしか
むしろ対象としない教えとして説かない
そう思ってください。

相談者の問題、まず一つね。
男とか女とか
男と女は違いますけれども
そこを超えてね
男性であっても
不器用な人であっても
ちゃんと自分のまわりに
良好な人間関係を築いていかれる人もいるし
女性であっても
不器用な人であっても
ちゃんと自分の身の回りに
良好な人間関係を築いてくれる人というのは
たくさんいらっしゃるんです。

なのでまずね
男だから女だから
ということで自分が人間関係を築いていくために
参考となる言葉を自分で勝手に
自分の経験の中で限定しないということ。
これはとても大事なことです。

自分流の解釈は危険。
これをしてしまう人は多い

さて仏教というのは
もう2600年近い歴史を持って
その中でずっと私たちが生きる上で
突きあたるところの様々な問題、課題に対して
その解決のヒントを
与えてきた教えです。

人間関係の問題というのは
人間の悩みの中でも
必ずこれは古今東西
日本に限らずね
海外でもどこでも同じ。

人間の悩みの中の最も大きな
悩み事が人間関係の問題なんです。

人と人が良好な関係を築いて
長きにわたって
人生をうまくこの関係を生きていくって
これはもう最大のテーマですね
人間にとって。

当然仏教もそれがわかっているので
お釈迦様もですね
人間と人間がいかにして関わっていったら
うまく生きられるかということのヒントを
ものすごく数多くのヒントを残してくださっています。

お釈迦様

仏教の中には

四摂法(ししょうぼう)

と呼ばれる様々な人との関係を
どうやったらよりよく生きていくことが
できるのかっていうその秘訣が
説かれている。

今回、相談者さんにはこの四摂法というのは

四摂法

  • 布施
  • 愛語
  • 利行
  • 同事

と言ってですね4つ、
この人間関係を良好に円滑にしていくための
秘訣があるわけです。
全部解説していると頭が混乱してきますから
そのうちの一番最初の「布施」
これを今回は相談者に処方箋として
お伝えしたいと思います。

布施

この布施というのは
お寺にお布施するとか
お坊さんにお布施するとか
というときに私たちよく使うんですけれど
布を施すと書きます。

今、私も布で作った服を着てますね。
今はいろいろな綿とかいろんな素材が
ありますけれども
古代のインドではこの綺麗な布というのは
お金と同じように一つの財産のような扱い
非常に高価な価値のあるものとして
扱われていたんですね。
日本でもそうですね。

綺麗な織物というのは非常に高価です。
今でもそうです。

ですからこの「布施」というのは
自分にとって価値あるとても大切なものを
人様に施す、見返りを求めずに施す
というのがその本来の意味なんです。

相談者にはぜひ処方箋として
ご自分の人間関係を円滑に今後作ってね
お友達を一人でも作っていくための
処方箋として実践修行していただきたい。
と思うわけです。

この今言ったこの価値あるものを
自分で施すというと

「じゃあ何ですか、お坊さん
またうまいこと言ってお金を出せ
ということなんですか?」

と思われるかもしれませんけれども
実はこの布施という行為は
非常に奥が深くて
そしてまた具体的で
非常にお布施をする人の力量が問われるです。

たしかにおごるのが上手い人や
ヘタな人はいるなあ

何でもそうですけれども
道具は使う人によってね
道具の持っている機能、価値の発揮のされ方が
変わってくるわけです。

布施というこの一つの人間関係を良好にしていく
という一つの手法ですね。

これもその使い方、機能はですね
使う人の力量を問われるわけです。

だから布施ということもその布施の仕方
これによって、それを上手に使いこなせる人と
そうでない人によってですね
大きく人間関係が変わってくるんです。
ですからよくよく心して布施についての
話を聞いてください。

よく人間関係に悩んでいらっしゃる方が
おっしゃることは
自分は口下手だから、不器用だから
人とうまいこと話しをすることができないから
だから人間関係がうまくいかない。

そしてまた自分は貧乏でお金がないから
だから人におごってあげたりとか
人にサービスしてあげたりとか
それこそお布施なんていうことができない。

おっしゃるんです。
でもねそれは違うんですよ。
言い訳なんです。

人間関係がうまくいかない人というのは
実はこの人間の関係というのは
命と命のエネルギーの交換
そしてまた循環
これが実は人間関係に限らず
関係をうまく生きられない
という原因である。

ということをちゃんと
理解してらっしゃらないですね。

実は私たちはいろいろなモノ・事
そして人との関係を生きています。

私たちの人生というのは
いかに自分以外の者との関わりを
良好に保って生きていくか。
そこに尽きるんです。

自分が自分だけで存在しているわけではない
ということは
つまり他の者との関係をもって
生きているということは
やっぱりそこに良好ななにかしら情報交換であったり
エネルギーの交換というものがあるわけですよね。
これが滞ってしまうと
そこに障害が生じるわけです。

私たちのこの住んでいる宇宙、自然界
というのは例えば雨。
全ての生きとし生けるものにとって
水は大切ですね。
でも水というのは
一所にとどまらず循環しています。

雨が降ってそれが山野に落ちてですね
ダァーッと流れて川に行く。
川に集まってきた水が
またザァーッと下って行って
そして海に流れ込む。
そうすると今度、海から海水が蒸発して
天空に上っていく。
そしてまた雨となって
水が天と地を循環していく。

これは人間の関係も全く一緒なんです。
たった一人で生きている人はいないわけですね。
人間は必ず他の人、他のもの、他のこと、
自分以外のものとの関係の中で生きている。

そこに雨が天から降ってきて
地に落ちて
また蒸発して天に昇って
こういう循環をするように
人間と人間とか他の者との関係が
ずーっとそこに滞りなく
循環していかなければいけない。

人間関係が良好に保てる人というのは
実はこの循環が滞らずにちゃんとしてるんです。

人間関係というのは実は何らかの形で
常に何かを与えて、そして何かを受け取って
また自分が相手に何かを与えて
そして与えられた方はそれを受け取って
この与えて受け取って
また与えて受け取られて
というこれが実は人間関係なんです。

エネルギーの循環なんです。

ですから人間関係がうまくいっている人というのは
非常に与え上手です。

そしてもう一個大事なのは
人間関係がうまくいっている人というのは
与えられ上手なんです。
受け取るということがとても上手です。

おごられるのが上手は人は
やっぱり可愛がられるもんなぁ

上手に人に与えて、
そして自分も与えられた時には
非常に上手に受け取る。
たったそれだけのことなんです。

でも上手に与えて上手に受け取る
ということが人間関係が
良好に言っていない人というのは
この単純なことができないんですね。
どうするかというと
奪って守るんです。

うわっ
私の職場だ?!

自分は他の人から奪っていく。
そして自分は他の人に与えないように
かたくなに守っている。

わかりますか?

結果的に他人から何かをいただくんですけど
それを受け取るのではなくて
奪っている。

そして自分が喜んで人に与えるんじゃなくて
少しでも与えないように
自分の内側に入ったものを守っている。

結果として
他の人とか他のこと他のものとの間に
やり取りがあるわけですけれども
そのやり取りに対する姿勢が違うんですね。

与え、そして受け取る。
ではなくて奪い、守る。

結果として同じことが行われているのに
全然それが違ったものに見える。

人間は関係を生きている。
だからこの関係は良好に行けば
人間にとって最も大きな悩みである
人間関係の問題が円滑に行けば
毎日毎日人との関係を生きているわけですから
私たちはね
この関係がうまくいけば
私たちの生活の中に
幸せというものが訪れるんじゃないか

ということで
この人間関係を円滑に保っていくために
まず一番最初に「布施」ということを
覚えなさいと仏教では教えているわけなんです。

そうは言っても
先ほど言ったように
人間関係が苦手な人ほど
「『布施』って言ったって
私は不器用だしお金ももってない
布施なんかできない」
とおっしゃる。
そういう方のために

無財の七施

といって
一切、金銭を使わないけれども
何にも持ってなくてもできる
素晴らしい布施があるよということで
七つ具体的にそれを教えているんです。

無財の七施

さて処方箋です。
よく聞いてください。

無財の七施

これから七つ
仏教が教えるところの
どんなに不器用な人であっても
言葉が上手く話せない人であっても
またお金を自分は持ってないから
布施できないという人であっても
できるお布施がある。

それを7つこれから紹介します。

7つ全部マスターしてください
とは言いませんが
その中の1つでも実践できることがあれば
それを実践して一つずつ
その実践を積み重ねてみてください。

相談者のお悩み相談の文面の最後にですね

「頭では解決できません。
なんとか知恵を貸してください」

というようなことを書いてらっしゃいました。

頭で解決できなかったら
体で解決すればいいんです。

お金を使うことなく
また言葉をそんなに上手に使いこなせなくてもできる
人間関係を良好にしていくための
布施という秘訣
よく耳をほじって聞いてください。

眼施

一つ目「眼施」です。

眼施というのは常に暖かく
そして優しいまなざしを
人に対して贈ること。
これが一つ目の布施です。

目は口程に物を言う
ということばがあります。

私たちの目というのは
その人の心が現れます。

うまく言葉を紡ぎだせなくても
誰かを見たいときにね
疑いの目で見るのではなくて
温かい眼差しで見る。

たったそれだけでいい。

体が不自由であっても
言葉が不自由であっても
お金を持っていなくても
誰にでもできますね。

そこに言い訳はないはず。

目が見えるのであれば
少しでも温かい眼差しで
人を見るようにする。

和顔施

二つ目「和顔施」です。

和顔施というのは
少しでも穏やかな顔をしている。
少しでもニコニコしている。
それが「和顔施」です。

言葉がなくても
お金がなくても
体が不自由でも
不器用でもできますね。

言辞施

3つ目「言辞施」です。

これは常に誰かに対して
その人が心地よい言葉
心のこもった言葉
おべんちゃらを言うという意味では
ないんですけれども

愛情のこもった言葉

を掛ける。

言葉数は多くはなくても

誰かに何かをいただいたときには
「ありがとう」

誰かに何かを差し出すときには
「どうぞ」

それだけでも愛情のこもった言葉なんです。

そして時にね
誰かが良くないことをしてたら
それは違うでしょうって
ちゃんと叱ってあげる。

これも言辞施。
言葉によるお布施です。

身施

4つ目が「身施」

身施というのは自分の体を使って
他人に奉仕すること。

例えば体の不自由な人がいたら
「何かお手伝いしましょうか?」
って言って荷物を持ってあげたり
健康な人でもいっぱいこうやって荷物抱えて
大変そうにしてたら
「荷物、お手伝いしましょうか?」
って声を掛けたり

そのような決して言葉を使わないけれども
何かしらちょっとした
何かをとって差し上げるとか
ちょっと落ちたものを拾って差し上げるとか
できることっていっぱいありますよね。
体を使って。

これは不器用な人であっても
言葉が上手く話せなくても
またお金を持ってなくてもできること

心施

次に「心施」

同じ先ほどの
体を使ってする「身施」と
発音は一緒なんですけれども
今度は心を使っての施しです。

心配り、気配り、思いやりの気持ち
この親切な気持ちが心施ですね。

なにかしら誰かに気遣って差し上げる。
それだけで救われるとき助かるとき
慰められるとき
元気づけられるとき
勇気が出るとき
っていうのがたくさんあるわけです。

何もできないけれども
あなたのことを心配している
何もできないけれども
あなたのことを思っている。

それだけでそこにですね
物理的ではない精神的な
とてもとても大きな
プラスのエネルギーが働くわけです。

床座施

次に「床座施」です。

床座施というのは
今自分が座っている席とか
自分の持っている空間とかね
だから自分の持っている地位
そういったものも含めて
誰かに譲っていくことです。
これが床座施。

例えば電車に乗っている時に
自分より体の不自由な人が
乗ってこられたり
妊婦さんが乗ってこられたり
いろいろそういった状態の時に
スッと立って席を譲る。

できるようなことでなかなかできないですね。
若い人だけじゃなくて
高齢の方でもそれを意識なさっている方も
あったりするんですよ。
高齢者になってくるとね
どうしても私は高齢者だ
座る権利があるだろうって言って
もう真っ先にワーッと座ってしまう人
っていうのがいるんですけれども。

時々、私も電車に乗るとですね
結構ご年配の方なんですけれども
ずっと立ってらっしゃる方って
いるんですね。

それでね
「私は年はとってますけれども
自分より体の悪い人いっぱいいるからねぇ
私は座る必要ない」
と座る必要がないんだったら
座る必要がないっていって
座れないということによってね
「これはまた自分の足腰の鍛錬になりますよ」
と言って立ったらっしゃる方
うちのお檀家さんにもあります。

それをポリシーとしてらっしゃる方
すごいなあと思います。

でも常にそれはある意味では床座施
ということを意識していらっしゃる。

房舎施

それから
最後7つ目は「房舎施」です。

房舎施というのは
席とかポジション、地位だけではなくて
自分の部屋とか自分の家とか
あるいは現代であれば自分の車ね。
それをその席を誰かに提供するということ

例えば友達が来たら
喜んで泊めてあげるとか
何かしら宿がない人がいたら
泊めてあげるとか。

テレビの番組でですね
芸能人の人が田舎の方に行って
突然泊めてくださいって言って
泊めてもらう番組があったりします。

テレビとか芸能人じゃなくて
本当に誰か困った人がいて
泊めてください
って言ったらどうでしょうかね。

セキュリティーの問題とか
今色々ありますけれども
でも本当に困ってるなと思ったら
泊めてあげるということを
さてそういうことを
喜んでする人と
そうでない人があったりします。

無財の七施

 

無財の七施

  • 眼施
  • 和顔施
  • 言辞施
  • 身施
  • 心施
  • 床座施
  • 房舎施

この7つのうちの
例えば一番最初の眼施だけでも
そして二番目の和顔施だけでも
徹底してやっていくと
必ず一人や二人は友達ができるもんなんです。

さんまさんとジミー大西さんの話
それは男性にしか通用しない
っていう風にして相談者は
ご質問の中でおっしゃってましたけれど
果たしてそうでしょうか?

私ねジミー大西さんって
本当はとても頭のいい方なんだろうと思います。

けれどもいつもジミー大西さんてね
ひどいこと言われてもいじられて
いろんなことあっても
あの目とあのにこやかな顔と
それがやっぱり彼の魅力なんだろうと思うんですね。

眼施、和顔施だけで
あと不器用であってもね
私たちはちゃんと誰かから愛されるんですよ。
人と関係を作ることができるんですよ。

赤ちゃん見てください。

赤ちゃんは何もできないですよね。
お母さんは一方的にずっと赤ちゃんに対して
与え続けますよね。

じゃあ赤ちゃんが寝ずに面倒見てくれる
育ててくれるお母さんに対してやっている布施って
なんでしょうか?
と思ったときに

この眼施と和顔施、
ほぼこの二つだけじゃないですか。

心配りなんて赤ちゃんできません。
気を利かせて体を使って身施なんかできません。
ましてや床座施とか房舎施とかできませんね。

でもあれだけお母さんが子供に愛情を注いでいく
っていうのは赤ちゃんの眼施、和顔施
この2つが見たいからなんです。

何にもしてない
人から奪っているだけのような
気がするかもしれませんけど
そうじゃないんです。

相談者は自分のことを不器用だと
表現してらっしゃいましたけど
だからと言ってそれは人間関係が
良好に円滑にいかないという
言い訳にはならないということ。

自分ができることがあるっていうこと。

うまく喋れなかったら
少しでも人様と会ったとき
ニコッと笑えばいいんです。

宗教の勧誘か、物売りしか寄ってこない
と言いましたけれども
相談者に限りません。

みんな誰かに何かを提供して
お金をいただいて生きていますから
私たちの身の回りは
物売りばっかりじゃないですか。
ある意味。

でもね。
私の知り合いでも
物を売りに来た人と
大親友になっている人って
結構いたりするんですよ。

家に訪ねてきた営業マンと
ものすごく仲良くなって
そしていつのまにかもう商売の関係じゃなくなって
友達になっちゃったという人もいます。

もっというと
この福厳寺のお檀家さんの中でね
営業に来られていた
証券会社の営業マンと娘さんが
結婚しちゃったという例もあります。
物売りですよ。

物売りの人であってもね
人間なんですよ。

いつも自分が何か人から奪われるんじゃないか。
いつも自分が何か自分のことを守らなければいけない。
そして何か自分が得るときには
少しでも損しないように奪ってくる。

そういう意識をもって
いや意識していないかもしれませんけど
どこかでそのような心構えになって人と接して
人生を斜に構えて生きていると
当然人間は言葉以上に肌感覚でね
動物的な感覚で

「この人とはちょっとこう
うまくやっていけないな」

ということを感じてしまうんです。
そうでなくてね。

心を少しでも自分から開いて
そして人に与える
人から与えられた時には素直にありがとう
って気持ちよく受け取る。

いろんなことが自分でできなくても
お金がなくても
赤ちゃんのように眼施と和顔施
これだけでも徹底して自分は大事にしようと
思って人と接する。

そのようなことを自分の修行として
繰り返しいけば必ずそこに
人間関係というものは良好に
なっていくんです。

あまりこんな話しちゃいけませんけれども
私、自慢ではないですけれども
ものすごく幅広い方々と
仲良くなれるんです。

それはやっぱりお寺という
特殊な環境で育ったからなのかもしれません。

お寺にいるとそのお檀家さん、会員さんという人たちは
日本の長者番付に載ってらっしゃるような大富豪の家もあれば
某○○組系の○○ザさんの家まであるわけですよ。
犯罪を犯してしまった人の家もあるし
いろんな家がある。

だけどやっぱり人間と人間としてね
家族の死に際してお付き合いをしていくと
やっぱりその中にね

どんな仕事をしている人でも
どんなふうに生きている人でも
やっぱり家族を大事にしたいとか
仲間が欲しいとか
自分が心許せる人とは
仲良くありたいと
みんな思っていますよね。

人間ですから。

だから寂しい。
誰かと一緒にいたい
誰かと良好な関係を築きたい。
これはすべての人たちが
思っているんです。

相談者だけじゃなくて周りの人も
だから不器用であっても
言葉が足りなくても
お金を持っていなくても
何らかの形で
誰かに対してお布施をすることによって
そこから私たちは
人間の関係とというものを築いていくことが
できるということなんです。

ご恩をお返ししたかった女性

長くなりましたが
最後に忘れられないある女性がいるんですよ。
その方は73歳でしたかね
73,4歳ぐらいでお亡くなりなって
私はその葬儀をしたんです。

この葬儀がですね。
たまたまご近所の方が
その方が亡くなっていることに気づいて
警察に通報して
回りまわって私が葬儀をしたんです。

けれどもこの方ですね。
身寄りがなかったんです。
家族がなかった。
たった一人でお亡くなりなったわけですけれども
調べていくと息子さんがいた。
なんとその息子さんが刑務所に入っていらっしゃった。

当然、葬儀をするということは
誰かが葬儀をお願いしてきて
葬儀の費用を含めてですね
お坊さんに払うお金だけじゃないですよ。

ちゃんと最低限であっても
葬儀社さんが間に入ったりとかしながら
葬儀を執り行ったんですね。

ところがこのこの方が亡くなってですね
そしてある方がですね。
お寺に訪ねてこられたんです。

そして
「四十九日までですけれども
葬儀をやっていただけませんか」
最初、私はその方の娘さんだと
思ったんですね。

来られた方は女性の方だったんですけど。
男性と二人で来られて
女性の方が積極的に話をしてくださったですね。

こういうことで亡くなって…
で聞いていったらね
お亡くなりになったその70代の女性が
親でもないし、親戚でもない。
「あの失礼ですけれども
このお亡くなりなられた故人と
あなた様の関係はどういうご関係ですか?」
って言ったら

実はね。昔、私がいろんな事情があって
お金がなくてあるスナックに勤めていたときに
このお亡くなりになった女性が
そのスナックに先輩として
お勤めになっていたんです。

それで自分は非常に不器用でね
接客もうまくできないし、
お客さんに失礼なことを
言っちゃって怒らせてしまったりとかして
店の中でも女の人たち同士のスタッフの間で
非常にいじめがひどくあってですね。

それで色んな失敗もやらかす
それからうまくお姉さんたちのように立ち回れない。
自分が好きでそういう仕事に行ったわけじゃないし

お客さんの中でね、スナックですから
女の人と男の人とお酒を飲むわけですけれども
必要以上にこうね、体に触ってきて
それが本当に嫌で嫌でたまらなかった

といったときに
そのお亡くなりになったお姉さんが
もう自分が本当につらいと思ったときにね
すっとそばに来て助けてくれたりとか
自分が苦しいと思ってどん底の時にね
一人で裏で泣いていたら
そっと来てね。
お酒とハンカチを持ってきてくれたりとか

決してものすごく深い関係
というわけではないですけれども
自分もものすごい不器用で苦労したから
ということでね。

いつも自分がつらい時に助けてくれた。
その後、その女性はスナックをやめてね
そしてある男性と結婚して
自分は自分の家庭がもうあるんです。

けどそれがね何だか分からないんですけれども
回りまわってこの一人で亡くなっていた
70代の女性の死を聞いてですね
そして息子さんは刑務所に入っちゃっているし
葬儀を出すという人もいない。

「私は何の血のつながりもないけれども
あの時にお姉さんに助けられてなかったら
自殺をしてたかもしれない」

っていうんでそのご恩がね
今返せるんだということで
四十九日までではありますけれども
「私がお姉さんの葬儀代を出しますから
なんとかこの人のお葬式を挙げてあげてください」
って言ってお寺に来られたんです。

その時にその方はご結婚なさってて
ご主人も一緒にいらっしゃったので
ご主人にも説得してね
ちゃんと葬儀代を払わしてください。
といって四十九日まできちんとお勤めになって
いかれました。

本当に私もそんな奇遇な方があるんだな
と思いましたけども
家族でもないんですよ。
親でもないし兄弟でもないんです。
20年も前の話ですよ。

「自分が若いときにスナックに勤めたときに
イジメられてその時に一番どん底のときに
助けてもらったそのご恩をいつか返したいと思ってて
それがお亡くなりになってから
こんな形になってしまったけれども
なんかこういうことで最後ね
誰にも送られないはずだったお姉さんを
自分たちが最後ね見送ることができて
少しは恩返しができたのかもしれません。
ということをその方はおっしゃっていたんですよ。

心施、和顔施、無財の七施ということで
あげましたけれども
ぜひねこの動画をご覧になっている方
相談者に限らず
自分は不器用だと
人間関係がうまくいかないと
お金もないんだと
お布施なんてという人に
ぜひぜひ知っていただきたいんです。

お金を使ったり言葉を使ったり
何か持っている財産を分け与えるというのは
かなりステージの高いお布施です。

それができるようになったら素晴らしいですけれど
決してお布施というのはそれだけじゃないんです。

自分のメリットを顧みず
誰かのために何か自分ができることがある。

人間は関係を生きてますから
この関係の中で出来れば良好な関係を
いろいろなものと人と事との間に
築いて生きていきたい。

その方がいろんなものとギクシャクした関係のまま
人生を終えてくるよりよっぽどいいじゃないですか。

たった一人でいいんですよ。
たった一人でいい。

自分が布施行を
布施の修行を実践していくことによって
心許せる人が出てきたら
こんな人生の希望はないですね。

何もできることはないんだったら
せめて眼施、和顔施、
赤ちゃんのようにそれだけでも
実践なさってみてください。

頭で解決できなかったら
体で解決するんです。

眼施、和顔施。
そこからスタートなさって見てください。

たった一個でも
決して簡単なご修行ではないはずです。

頑張ってください。
応援しています。

大事なポイントをまとめると

  • 「人付き合いが得意ではないが誰か友達が欲しい
    そのためにどうすればいいのか?」
    という問いだと想定してお答えします
  • 仏教の教えには
    男とか女とかを超えた
    人間の普遍的な教えしかない
  • 参考となる言葉を
    自分の経験の中で限定しないことが大事
  • 人間の最も大きな悩みが人間関係
  • 仏教には「四摂法(ししょうぼう)」という教えがある
  • その中の「布施」をお伝えしたい
  • 「布施」というのは
    自分にとって価値ある大切なものを
    人様に見返りを求めず施すという意味
  • 布施は人としての力量を問われる
  • 人間関係は命と命のエネルギーの交換、循環
    これが滞ってしまうと障害が生じる
  • いかに自分以外の者との関わりを
    良好に保って生きていくか
    そこに尽きる
  • 人間関係を良好に保てる人は
    この循環が滞らずにちゃんとしている
  • 人間関係がうまくいっている人は
    与え上手であり与えられ上手である
  • うまくできない人は「与え、与えられる」のではなく
    「奪って、守る」ことをする
  • 無財の七施という
    言葉がうまく話せなくても
    お金がなくてもできる具体的な布施を紹介します
  • 特にこの中の
    「眼施」「和顔施」から始めてほしい。
    これだけでも人との関係を作ることができる

人間関係は人生において
大きなテーマ。
だけどその原則を
知らずに生きている人も多い。
眼施や和顔施のような振る舞いが
できない人はとてももったいない。
そういう人もいます。
知るだけでは変わりません。
今度は実践です。
何度も繰り返し練習する必要がありますが
自然と周りの状況も変わります。
人間関係はエネルギーの循環。
この循環を常に止めないように
生きていくことが大切になります。

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