支出を減らす

支出を減らす方法【まずは固定費(住宅・通信・保険・自動車・税・社会保障)から】

支出を減らす

多くの方々が家計のやりくりに苦労されています。
家計のやりくりを改善する方法として
「支出を減らす」という方法があります。

この記事では支出を減らす方法を
網羅的に紹介します。

個人個人で状況や環境が異なります。
この記事を読むことで
「どこから手をつけていけばいいのか」
「どこから改善できるのか」
というのがわかります。

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総資産について

家計を改善するとは
総資産を増やすこと。

総資産は次の式で表される。

総資産

総資産=収入-支出+資産×運用利回り

つまり、

総資産を増やすには、

  • 収入を増やす
  • 支出を減らす
  • 資産を選別し、運用利回りを上げる

というシンプルな方法しかない。

この記事では支出を減らす方法について紹介する。

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支出を減らす方法

まずは固定費から!!

支出を減らすというと、
10円安いバーゲン品を買うために
遠くのスーパーへ買いにいき、
食べるものを減らして、
苦しみながら支出を減らす
という方法を思い浮かべるかもしれない。

それも、有効な方法ですが
続けていくのがかなり大変な手段だと
言わざるを得ない。
もっと他に優先して楽に削減できる支出がある。

それが「固定費」。

これが最優先で手を付けるところ。
なぜなら、固定費は一度下げれば
あとはその金額で勝手に運営されていく。
勝手に金額が上昇することもない。

この動画を見ると固定費がいかに
生活の質に影響を与えるかよくわかる。

食費のような変動費は
どうしてもメンタルの状態によって
影響を受けやすい。
気分転換や元気をつけるために
大食いしたいときもある。

推奨しているのは

  1. 固定費の削減
  2. 変動費の無理のない削減
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固定費削減の方法

日常で、固定費として払っているものを上げると
こんな感じ。

主な固定費
  • 住居費(住宅ローン、家賃など)
  • 通品費(携帯電話、ネット回線、モバイルルーターなど)
  • 保険
  • 自動車(保険、ローンなど)
  • 税金・社会保険
  • 受信料

それぞれの費用について検証していく。

住居費

賃貸と持ち家を比べる

賃貸のメリット
  • 自分の生活スタイルに合わせて
    住居環境を選べる。
  • 想定していない事態(天災、解雇、病気など)が起きても
    対応しやすい。(退去すればいい)
賃貸のデメリット
  • 契約更新で家賃の値上げを要求されることがある
  • 高齢になるにつれて、入居の審査が通りにくくなる。
  • 死ぬまで家賃の支払いが続く

住宅ローンを組むときは慎重に。
住宅ローンは数十年の時間を差し出すことで
住宅を肩代わりしてもらうシステム。

円果(まどか)
円果(まどか)

どんなに覚悟を決めても、
数十年の中で、
本当にしんどい。

もし家を買わなければ…。
すぐに返せる方法はないか…。
と悩み苦しむ時期は必ず来るわ。

持ち家のメリット
  • 快適な住居環境が得られる
  • 生活スタイルの変化(子供の成長、単身赴任など)に対応しずらい
持ち家のデメリット
  • 修繕費や固定資産税などの維持費がかかる

可能ならば賃貸

可能であれば賃貸で暮らすことをおすすめする。
「30年もの間、ローンを返し続ける」
という選択はあまりにもリスクが高すぎると感じる。
賃貸であれば、家族構成や子供の成長に合わせて
ちょうどよい生活環境を選びやすい。
ただし、引っ越し費用や入居審査が通るだけの信用が必要になる。

それでも持ち家が欲しいならば

自分の生涯収入の多くを使っても
持ち家が欲しい方は
入念で精密なシミュレーションをしてもらいたい。
人生の数十年先までを
決定してしまうことになるから。
(地震が起きようが、経済危機が起きようが、
新型ウィルスが流行ろうが、戦争が起きようが、
このローン返済からは逃れられない)

通信費

携帯電話とインターネット回線という
2つの固定がある。

携帯電話は格安SIMに

携帯電話については答えは簡単で
格安SIMに変更しよう。

3大キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)を
使っている人は、今すぐにでも
格安SIMに変更しよう。

円果(まどか)
円果(まどか)

これだけで月に5,000円も安くなったわ。
もっと早くやっておけば
と後悔しているくらい。

颯資(そうし)
颯資(そうし)

3大キャリアは自動車で例えると
高級外車を所有しているようなもの。
普段の生活では合っていない。
軽自動車で十分という方にとっては
格安SIM一択といえる。

インターネット回線はライトユーザーなら楽天モバイル

インターネットはモバイルルーターや
光回線を契約しても構わないが、
やはり固定費が数千円もかかってしまう。

そこで提案したいのが楽天モバイル

こちらはデータ通信が無制限で月3,278円(税込)で
使うことができる。

これは大きな魅力。

ただし、回線エリアや通信の混雑状況によって
使いやすさは大きく変わる。
自分の生活範囲がどのようになっているかは
各個人で変わってくるので
そこを踏まえた上で契約するしかない。

颯資(そうし)
颯資(そうし)

場所や時間帯によっては繋がりにくい状況もあるね

円果(まどか)
円果(まどか)

そうなると、モバイルWifiルーターも
検討する必要があるわね。

ただし、モバイルWifiルーターもたくさんある。
というより、たくさんありすぎる。
また、地域差や時間帯、視聴環境など、
個人の差が大きく、「ここ!」という
おすすめが紹介できない。
どこを選んでも大して変わらない。

調べるのが面倒な方に

大容量WiFi

という例を上げておくが、
これがあなたにとっての
ベストチョイスである保証はできないので
自己責任でお調べいただくしかない。

保険

難敵中の難敵。それが保険。

無駄だとわかっていても
つい、万が一、病気になってしまったら
と考えると、なかなか解約に踏み切れない。

でも過剰な補償を埋めるために
保険に入りすぎたり、
手数料の高い保険に入るのは
お金をドブに捨てているようなものである。

保険に入る時の大切な原則を
リベ大両学長から教わることができる。

低確率だけど高損害を被るもの→保険で対応
高確率だけど低損害、低確率だけど高損害→貯金で対応
高確率で高損害→近づかない

両学長「お金の大学」より

保険の選び方については
上記の考え方に基づき、
最低限の知識が必要となるので
その記事を別途、執筆したい。

自動車(保険、ローンなど)

これは住む地域によって大きく変わる。

自動車がなくても生活していける地域

関東や関西などの都会に暮らす方々になるが
可能であれば車は持たない方がいい。

車を持つだけで下記の費用がかかる。

自動車関連維持費
  • 自動車ローン
  • 車検
  • 自動車税
  • ガソリン代
  • 駐車場代
  • 自動車保険
  • 修繕費(タイヤ交換など)

これだけの維持費がかかってしまう。

公共交通機関だけで事足りるなら
それで済ませた方がいい。

必要な時にカーリースやレンタカーを借りるだけにする。

円果(まどか)
円果(まどか)

子供と一緒に家族で出かけるときは
電車は大変かもしれないけど、
車を所有するよりは、
カーリースやレンタカーで凌いだ方がいいわ。

自動車がないと生活していけない地域

これは自動車をもたないと仕方がない。
先ほど紹介した維持費を予算に組み込み、
他の項目を削減するしかない。

颯資(そうし)
颯資(そうし)

自動車にお金をかける分、
他の項目にしわ寄せがいくのは仕方がない。

税金・社会保障

サラリーマンの方は、
源泉徴収という形で
ほぼ固定で支払うことになる。

給与額から先に税金・社会保障分(源泉徴収)を引いた分が
手取り額として振り込まれる。

これについてはあまりできることは少ないが
その中でもお勧めしたいのがふるさと納税である。

ふるさと納税を利用する

ふるさと納税とは、

円果(まどか)
円果(まどか)

減税、節税をしているわけではない点に注意。

颯資(そうし)
颯資(そうし)

実質負担額2,000円でそれ以上の価値のものを
購入できる仕組みと捉えよう。

ふるさと納税ができるサイトとして
下記を紹介する。

あえて一つおすすめをあげるとすれば楽天ふるさと納税
ふるさと納税の恩恵を受けた上で、
さらに楽天ポイントももらえる。

また、貯まった楽天ポイントで支払いも可能。

ちなみに下記のような、
生活必需品を買いだめすることもできる。

静岡県富士市の楽天ふるさと納税のトイレットペーパー
福岡県北九州市の楽天ふるさと納税のハンドソープ
兵庫県加東市の楽天ふるさと納税の衣料用洗剤・柔軟剤
大阪府貝塚市の楽天ふるさと納税の高品質タオル
愛媛県西条市の楽天ふるさと納税のおむつ

受信料

法律によって受信機(テレビ)を設置した世帯は
支払わなくてならない。

どのチャンネルを見るとか見ないとかは
関係なく払うシステムになっている。

これについては、
テレビを見ない、もしくは
VOD、YouTubeなどのネット回線のみで十分という方には
テレビの設置しなければ
受信料の支払い対象から外れることができる。

円果(まどか)
円果(まどか)

これは個人のライフスタイルによって
変わってくるわね。

颯資(そうし)
颯資(そうし)

「そういえば、最近テレビ見ないな〜」
という方は検討してみる価値はある。

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変動費の無理のない削減方法

予算枠を設定し、その範囲内でたしなむ

変動費はよほど依存心が強くない限りは
無理に削減する必要はない。
ストレスがかかるほど削減してしまうと
かえって別のところにしわ寄せがでてきてしまう。

必要もないのにぜいたくに使っている部分を削減しよう。

欲望はどんなに得ても、限りがない。
だからあらかじめ各項目ごとに予算枠を設定し
その予算の範囲内で使うことにする。

主な変動費
  • 食費・日用品費
  • 水道光熱費
  • 交通費
  • 医療費
  • 接待交際費
  • ゆとり費

食費・日用品費

1日あたりいくら使っていて、
気分によって多く使ったり、少なく使う。
その月の使用状況を毎日確認して
予算を超えそうなのかどうか、
進行状況を確認しておく。

水道光熱費

冬になると暖房のために
光熱費が上がってしまう。
あらかじめ月ごとに
どのぐらいの使用量になるか
把握しておく。

交通費

会社から交通費が出る人は
通勤経路内で行動範囲が把握できるのがいちばんいい。

通勤経路外に出るときは
月何回まで、など
計画的に決めておくこと。

医療費

突発的な出費として起こりやすいのが
この医療費。

あらかじめ予算を積み立てておき、
突然の出費にも備えておく。

接待交際費

友達や恋人と過ごす日々において
こちらのお金も外せない。
ただし、ずっと付き合っているとこちらも上限なく
お金が出ていくので、
制限を決めておく。

ゆとり費

こちらもリベ大両学長の受け売りだが、
趣味や余暇のためのお金の予算も
「ゆとり費」としてあらかじめ入れておく。
お酒やタバコを嗜む方もここに予算を組み込んでおき、
その範囲内で使う。

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まとめ

総資産は次の式で表される。

総資産

総資産=収入-支出+資産×運用利回り

つまり、

総資産を増やすには、

  • 収入を増やす
  • 支出を減らす
  • 資産を選別し、運用利回りを上げる

というシンプルな方法だけしかない。

まずは固定費から削減する。

主な固定費
  • 住居費(住宅ローン、家賃など)
  • 通品費(携帯電話、ネット回線、モバイルルーターなど)
  • 保険
  • 自動車(保険、ローンなど)
  • 税金・社会保険
  • 受信料

これらの中で、見直すべき固定費を
最大限に削減する。

変動費は無理なく下げる

主な変動費
  • 食費・日用品費
  • 水道光熱費
  • 交通費
  • 医療費
  • 接待交際費
  • ゆとり費

これらの変動費はあらかじめ予算を決めておき
それらの範囲内で使っていく。

固定費、変動費の管理に必須の「家計簿」

ここで紹介した、固定費、変動費を
削減する上でどうしても必要になるのが家計簿をつけることである。

家計簿をつけるのが面倒

という方は実に多い。

やり方はなんでもいい。

レシートを貼ったり、
手書きで記入するのは実際、
作業手順も多く、時間や手間もかかる。

今ならレシートを貼ったり、
手書きでの記入や計算を自動でしてくれる
アプリがある。

円果(まどか)
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今の時代にはこれを使わない手はない。

颯資(そうし)
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銀行やカード会社と紐づけることで
勝手に記入してくれる。

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私たちがおすすめしているのが
マネーフォワードME

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無料版でも十分に対応できる。
以前、手書きで挫折した方は
こちらを試してみることを提案したい。

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参考書籍・動画

FNNプライムオンライン

お金の大学

一生お金に困らない
5つの力が身につく
実践型ガイドブック

貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う

表紙より抜粋

今日が人生でいちばん若い日。
お金の不安がない自由な生活を
手に入れるために、
学びの一歩を踏み出そう!

表紙裏より抜粋

著者:両@リベ大

図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

とにかくわかりやすい!

誰でもできるお金の運用術

  • 覚える金融商品は3つだけ!
  • 年金360万円の法則で老後の不安を解消
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シリーズ30万部突破‼

表紙より抜粋

著者:山崎元,大橋弘祐

臆病者のための億万長者入門

資産運用は金儲けの手段ではなく、人生における経済的なリスクを管理するためにある。そんな「臆病者の投資家」にとって、資産運用でもっとも大切なのは目先の利益ではなく、将来の予期せぬ経済的な変動から自分や家族の生活を守ることにあるはずだ。

あなたがそんなことを考えているのなら、必要なことはここにすべて書いてある。

「はじめに」より抜粋

著者:橘玲

幸福の資本論

ひとは幸福になるように生きているけれど、
幸福になるように
デザインされているわけではない。

本書では「金融資産」「人的資本」「社会資本」という
3つの資本から、「幸福に生きるための土台(インフラストラクチャー)」
の設計を提案しています。
この考え方はきわめてシンプルですが、だからこそとても強力です。
本書の提案にのっとって正しく人生を「設計」すれば、
誰でも「幸福の条件」を手にできるのです。

プロローグより抜粋

著者:橘玲

バビロンの大富豪

著者:ジョージ・S・クレイソン
翻訳:大島豊

私の財産告白

著者:本多静六

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